【銀魂】ラブコメとは言わせない【高杉晋助】

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「…と、仕事はこんな感じだ。わかったか？」

「あ、はい。要約すると、提案を高杉先輩に。決定事項を会長に。点検、相談等を土方先輩に、ですね」


高杉先輩はニコリと笑うとただ一言。
大変結構、と。
さっきまでリンチをしていたとは思えない程の清々しい笑みだ。


「追々お前にも書類を書いてもらう事になると思うが、まぁ今は必要ねぇ。そんときになったら教えるよ」

「はーい」


早速と手元の書類に目を落とす。
ちなみに沖田は自室に引っ込んで出て来ない。
ま、元々手伝う気ないんでしょうが、イラッとくる。手伝えよ、みたいな？

……さぁて、仕事仕事。
なになに？
池が手狭になったので増築したいです。生物部一同。
これは提案だから高杉先輩ね。

はい次次
ええと……
先日了承頂いた家庭科室の改修について、見積もりの相談をお願いします。家庭科同好会一同。
これは土方先輩。


高杉先輩、土方先輩、高杉先輩、土方先輩……

……あれ？


「何だかさっきから会長宛の資料が無いんですけど……」

「ああ、大体そんなもんだ。銀時の仕事量は極端にすくねぇのさ」


…だから会長もあんな感じなのかね。
チラリと床に寝そべる？伸びている？坂田先輩を見る。
トントンと資料を整える音。


「……助かるぜ、ほんと」

「え？」

「お前、国文私文だろ？俺ら全員理系なんだよ」

、
あー、資料をちゃんと読める人が少ないって事ね……


「それだけじゃねぇ。前まで二人で分担してた仕事を3等分できる」


ため息と共に吐き出される言葉には、暗い重み。
きっと今迄2人はキツかったのだろう。
お疲れ様です。

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