七話 ページ8
剣心「けれども拙者とAは、そんな真実よりも
薫殿の言う甘っちょろい戯れ言の方が好きでござるよ」にっ
剣心は優しく薫に微笑む
『願わくば、これからはその戯れ言を実現できる世になって欲しいですねぇ』
ふふふ、とAもまた優しく笑う
『剣心、有象無象の相手は私に任せて
貴方は薫様をお助けしてくださいな』
剣心「かたじけない」
『ほら、貴方達の相手は私ですから
その人に道を開けてさしあげて』
その言葉に相手の手下は激昂し、Aに向かって走り出す
「この
剣心「A！
任せるでござるよ」
剣心は手下の横を走り抜ける
『はいはい
……さて、怪我人を増やさないようにしないといけませんね』
「怪我人なんざ出やしねェ！
出るのは死人、お前一人だ！！」
…その刹那、Aは静かに床を蹴り、相手へと向かった
番傘からまばゆく輝く刀身が出た瞬間…
ガキャン
「！？！？」
Aは止まらない
着物の動き辛さが嘘のように
流れるように美しく、いっさい乱れずに剣を振るう
喜兵衛「馬鹿な、一振りで十数人をいっぺんに…
よ…妖術か！？」
手下の数十人をAはものの数秒で全滅させた
剣心「妖術などではない
剣や体のこなし、そして相手の先を読む速さ…
全ての速さを最大に活かして、最小の動きで仕留めているだけでござるよ」
『ーーーそうそう、ひとつ言い忘れていました』
シャラン…
Aが番傘に剣を納めながら言う
『抜刀斎と共に噂されていた夜叉姫の振るう剣は
鎌倉の時より端を発す、一対多数の斬り合いを得意とする古流剣術
流儀名「
逆刃刀でない限り確実に多くの人を斬殺する、超神速の殺人剣です』
剣心「そして、人斬り抜刀斎の振るう剣は「神谷活心流」ではなく
流儀名「飛天御剣流」
「天翔御剣流」から派生した、戦国時代に端を発す神速の殺人剣でござるよ」
喜兵衛、薫「「！！！！！！」」
その言葉に薫と喜兵衛は目を見張る
薫「まさか…じゃあ、あなたたちが人斬り抜刀斎と夜叉…」
比留間「面白い！」
その言葉を聞いた比留間は
どさ、と薫を床に落とした
薫「！」
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彩蘭(プロフ) - すごく面白いです!夢主ちゃんのかっこよさと綺麗さがめっちゃ好き!更新頑張ってください! (1月25日 15時) (
レス) @page14 id: 76f42516d3 (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ(プロフ) - 続き待ってます！ (12月31日 0時) (レス) @page37 id: 42fa138aff (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - 陽始さん» ありがとうございます！カメ更新ですがお付き合いくださいませ！ (12月17日 22時) (レス) @page37 id: 02dc14a173 (このIDを非表示/違反報告)
陽始(プロフ) - るろ剣は最近はまったばかりですが、水無月ちゃんの大人っぽくてかっこいいところが好きです！頑張って下さい！！ (12月1日 9時) (レス) @page36 id: 27cc70538e (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月12日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやなん x他2人 | 作成日時：2020年10月14日 22時
