【第五人格】占い師は知っている

34話 ページ35

新しいサバイバー､イヒト・クラウディ。
出身地が同じ…つまりあの戦場に居た者。

出来るだけ話したくない､関わりたくない｡


_____

ｲﾗｲ「ねえ､Aは話に行かないのかい？」

A「いや､別に…。私話すの得意じゃないし。イライは？」

ｲﾗｲ「私はAに着いていくよ！」

A「来ないでもらってもよろしいでしょうか。」


相変わらずのストーカー。
私からしてみれば嬉しい…のかもしれないけど。


ｲﾗｲ「Aって彼と同じ出身地なんだね
知り合いだったりしないのかい？」

A「私は上の立場に居たから､誰かと話すことも会うことも､無かった。」

ｲﾗｲ「なるほど､寂しかったんだね」

A「どこをどう理解したらそうなるのか分からない…」

ｲﾗｲ「彼と君は関わらない方が良い｡私が言えることはこれだけだよ。」


イライの言いたい事は全く分からないけど､彼とは関わりたくないのは本心。

もし私と彼が知り合いだったとしたら。
もうそれは私の"終わり"を意味する。
私は沢山の人の恨み妬みを買ってしまっているのだから…

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