癒やしを17個 ページ18
一「もっかい、やりてぇ……。」
……さすがは、血気盛んな青年くんだ。
でも、ここで時間も場所も考えずにまたするほど
俺も考えなしではない。
『……今日はもう遅い。
また、な?』
一「……あと、いっかいだけ……。」
服の布部分を掴んで、涙目で見つめてくる一郎。
『……一郎。』
優しくそう呼ぶと、少し不服そうな顔をしたが
熱くなった頬をなでてやれば、嬉しそうに目を細めた。
一「わかり、ました……。
じゃぁ、連絡先だけ……交換…。」
『おう、そうだったな。』
元々それが原因の一連の過程だったな。
すっかり忘れてた……。
お互いに、しっかり連絡先を交換し
一郎は、山田家の1つ目の曲がり角まで送ってくれた。
一「また、俺と会ってくれますか?」
『おう。』
一「今度は、二人だけで……会いたいっす。」
『そーだな。』
少しでも、俺と長く居たいのか
なにか話題はないかと、思案する一郎。
その姿がまた可愛くて、いつまでも見ていたい衝動に駆られるが
三郎を家に一人でいさせている状態なのが心配のため
そろそろお暇しようと思う。
あぁ…そうだ。
最後に一つだけ……。
『今日はありがとな、一郎。』
一「あ……はいっす。
また、来て欲しい…なんて、ハハ。
……もっと甘えたかったのに(((ボソ」
……まだ俺を引き止める気か、山田一郎?
『若いな、やっぱりお前は……。
っ……俺も、寂しいけど…また会おうな?
多分、最近は暇してるから……会えると思う。
予定…また送る。」
一「うっす…。
じゃ、また((ガリッ いっ!?」
お前があまえたいとか言うから、悪いんだ。
俺は知らん。
街頭の明かりに照らされた一郎の首には
くっきりと、俺の歯型が付いていた。
『……俺以外の男と寝んなよ。
じゃあな。』
一「っ!?!?/////
だ………誰が寝るか、バカヤロゥ!!!!!!!!」
近所迷惑も良いところだったが
その叫びは…一郎の首に、しっかり俺の跡を残すことが出来た確認となり
俺は、上がった広角を下げる努力をしながら
シンジュクへの帰路についた。
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一「ッあー……見えるとこに付けられた…。
これ、三郎達に見つかったらなんて弁解すりゃ良いんだよ…。
バカ怜さん……。」
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竜斗(プロフ) - にぅさん» 作者の頭が悪いばかりに更新する時間が取れない現状が続いております……隙を見て掛け持ち作品たちを更新してまいります。なんか更新停止になってしまってて本当に申し訳ないです(´;ω;`) (2021年8月22日 1時) (レス) id: f0c00d0e00 (このIDを非表示/違反報告)
にぅ - 降谷さん似の猫ちゃん……楽しみにしてます… (2021年8月16日 18時) (レス) id: 12ed355f7c (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん(プロフ) - 竜斗さん» ありがとうございます! (2021年4月13日 10時) (レス) id: 9172c0bbed (このIDを非表示/違反報告)
竜斗(プロフ) - ふーちゃんさん» コメントありがとうございます(´▽`)この次はMTCにする予定ですので、更新をお待ちください……。 (2021年4月12日 13時) (レス) id: 880b978de4 (このIDを非表示/違反報告)
竜斗(プロフ) - ta0628tm0105さん» コメントありがとうございます(*^^*)返信遅れてしまい申し訳ありません。ご期待に添えるよう誠心誠意努めますm(_ _)m (2021年4月12日 13時) (レス) id: 880b978de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:竜斗 | 作者ホームページ:
作成日時:2020年11月15日 0時