引きこもりが愛されてしまった…【文スト】

引きこもりが４人。 ページ6

相沢side

そこそこ洒落た喫茶店。



目の前には少し黒い微笑みを見せる元上司。



私にとって最悪なシチュエーション。



気まずそうにしている私を見ながら太宰さんは言った。



「それで、どうしてポートマフィアのAちゃんがここに？」



と言われましても、とても情けない理由でポートマフィアやめてるんですが。



上司怖すぎてやめましたなんて言ったら絶対笑われる。



でも、変にはぐらかして誤解されても…



結局言うことにしたが、最近ずっと喋ってなかったからか声がうまくでない。



『わ、私、が、遊撃。隊に属していたのは、ご存じ、ですよね』



「うん」



『最近、あく、たがわという人が隊長になって、』



「うん」



『怖すぎて、ポートマフィア、やめ、ました…』



やった、言い切った！



私がやりきったという顔をしている反面、



太宰さんはポカンと不思議そうな顔をしている。



急に太宰さんの纏う空気が変わったので何かと今度は私が不思議そうな顔をすると、



大声で笑いだした。



『！？』



随分と長い間わらっているので引き始めた頃。



太宰さんは笑いすぎて出た涙を拭いながら言った。



「っふふ。Aちゃんってたまに面白いよね。ふふ…」



そんなに笑うものなのだろうか。
ー−−
キリ悪いのですが次いきます！

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