元引きこもりがが18人。 ページ25
相沢side
「ああーん兄様ぁ!大丈夫でしたかぁぁ!?」
『!?』
突然聞こえるもはや悲鳴に聞こえる少女の声。
あ、あ…心臓飛んだかと思った…
「痛だっ!?
いい、痛いよナオミ。折れる折れる_っていうか折れたァ!?」
目を向ければ、人質の筈の少女が爆弾魔に抱き着いている。
混乱する私と中島さんに国木田さんが声をかける。
「小僧、小娘。
恨むなら太宰を恨め。若しくは仕事斡旋人の選定を間違えた己を恨め」
「そういうことだよ、敦くん、Aちゃん。
つまりこれは__一種の入社試験だね」
あ、予想あたってた。
入社試験を見抜けるほどの頭脳(自惚れ)を持っておきながらすぐそれを忘れてしまうなんて…!((自惚れ))
「入社…試験?」
未だ困惑している中島さん。
どう説明しようかと頭を悩ませていると、
「その通りだ」
と社内に威厳のある重低音が響いた。
前職柄、知っている。
「社長」
武装探偵社社長 福沢諭吉。
能力名__「人上人不造」
「社長!?」
国木田さんが福沢諭吉に深く頭を下げる。
その礼儀正しい国木田さんとは違い社長の登場に驚く中島さん。
「そこの太宰めが「有能なる若者がいる」と云うゆえ、
その魂の真贋、試させてもらった」
それに続けて太宰さんが言う。
「敦くんを社員に推薦したのだけど、如何せん君は区の災害指定猛獣だ。
保護すべきか社内で揉めてね。
Aちゃんは殆ど成り行きに近いかな」
私だけ、なんか雑じゃないですか。
その言葉は、面倒事にしたくなかったが故に飲み込んだ。
「で社長…結果は?」
沈黙。
「……太宰に一任する」
社長はそれだけ言うと和装をひるがえして行ってしまった。
「合格だってさ。
武装探偵社へようこそ」
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潰れたいちご(プロフ) - 本当だ…!ご報告感謝します。今すぐ修正します! (8月14日 10時) (レス) @page45 id: db7bf65a9e (このIDを非表示/違反報告)
(´;ω;`) - 37人と38人内容が同じな気がするんですけど...。間違ってたらすみません! (8月11日 11時) (レス) @page45 id: b94f052844 (このIDを非表示/違反報告)
潰れたいちご(プロフ) - 乙音くんさん» コメントありがとうございます!すっっっご…!!そんな奇跡みたいな偶然あるんですね()私だったら内容入ってこないかもです。 (2023年2月27日 17時) (レス) id: db7bf65a9e (このIDを非表示/違反報告)
乙音くん - え、まって誕生日夢主ちゃんと一緒なことが嬉し過ぎて内容が100%しか入ってこないんだけど (2023年2月27日 16時) (レス) @page2 id: c44db95fb3 (このIDを非表示/違反報告)
潰れたいちご(プロフ) - 水瀬琥雪さん» マジですか…!?いつもありがとうございます! (2023年1月10日 12時) (レス) id: ac34134ea1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つぶれたいちご | 作成日時:2023年1月2日 3時