検索窓
今日:10 hit、昨日:34 hit、合計:117,596 hit

引きこもりが9人。 ページ15

相沢side

「まあ、それはさておき」



いただいた衣服を中にいれて、戻ってくると太宰さんがそう切り出して話始めた。



「付いて来てほしいところがあるんだよね。



 ほら、昨日言っていただろう。新入社員の子のところ」



手首を引っ張られて半強制的に連行されながらその新入社員のところに付いて行った。



周りの景色も見ずひたすら太宰さんについていくこと15分。



場所は少しぼろいマンションに移動した。



「ここが武装探偵社の社員寮だよ。ここに新入社員の中島敦くんがいる」



ナカジマアツシ…ナカジマアツシ…よし覚えた。



迎えに来たのだからまずはえっと、部屋の場所を教えてもらわないと。



『太宰さん、ナカジマさんの部屋は…って何してるんですか!?』

ー−−
敦side

女性の叫び声が聞こえたような気がして飛び起きる。



急いで周りを見渡せば、壁、壁、壁、壁、天井、床。



…壁、天井、床!?



混乱している間に枕元に置いてあった何かが震えた。



「なになになに!?あ、これか…
 


 ええ、ボタンどこ?えっと…」



孤児院で時計すら持つことのできなかった僕が携帯なんてもの使ったことのあるはずもなく、



どこを押せばいいのか、合っているかは分からないがそれっぽいボタンを押す。



「もしもし、敦くんかい?」



携帯から太宰さんの音声が返ってきた、ということはこのボタンで合っていたようだ。



「えと、敦です」



「よかった。さて敦くん。助けて」



「はぁ?」



突然の”助けて”というセリフで意味が分からないといった声が出るが、



この人には拾っていただいた恩があるので仕方がなく指示に従う。



指示通りに着替えて外に出れば



大きな空き缶(名称は忘れてしまった)に入った太宰さんと、



それを恐ろしいものを見るような目付きで見ている女性。



…ちょっとフリーズしそうです。

引きこもりが10人。→←引きこもりが8人。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (134 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
275人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

潰れたいちご(プロフ) - 本当だ…!ご報告感謝します。今すぐ修正します! (8月14日 10時) (レス) @page45 id: db7bf65a9e (このIDを非表示/違反報告)
(´;ω;`) - 37人と38人内容が同じな気がするんですけど...。間違ってたらすみません! (8月11日 11時) (レス) @page45 id: b94f052844 (このIDを非表示/違反報告)
潰れたいちご(プロフ) - 乙音くんさん» コメントありがとうございます!すっっっご…!!そんな奇跡みたいな偶然あるんですね()私だったら内容入ってこないかもです。 (2023年2月27日 17時) (レス) id: db7bf65a9e (このIDを非表示/違反報告)
乙音くん - え、まって誕生日夢主ちゃんと一緒なことが嬉し過ぎて内容が100%しか入ってこないんだけど (2023年2月27日 16時) (レス) @page2 id: c44db95fb3 (このIDを非表示/違反報告)
潰れたいちご(プロフ) - 水瀬琥雪さん» マジですか…!?いつもありがとうございます! (2023年1月10日 12時) (レス) id: ac34134ea1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:つぶれたいちご | 作成日時:2023年1月2日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。