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「ウィーラ、行きましょうよ」
『…フィオナ、明日のはずじゃないの？』
「今暇なのよ。ね、いいでしょ」
行きましょう、はきっと写真家さんのこと。
明日という約束をしていたのだが、フィオナが「暇だから」と、無理矢理連れて行かれた。
ハンターとサバイバーの屋敷は基本自由だ。
誰も、エマすら全く関わろうとしないけど。
関わると面倒だし、寧ろ「敵と接するなんて変だ」と言われてしまう。
コンコンとドアをノックする。
すると、いつもの試合とは裏腹に、おしとやかで落ち着いた雰囲気の美智子がいた。
いつもの試合では、鬼の形相をしていて、落ち着いた雰囲気はなかったのだが。
「あらまあ、どうしたん？ サバイバーはんがうちらのところに来るのは珍しいことやけどなあ」
『…写真家さんに用事があるの。いるかしら』
「ちょいと待ってな、ジャックはん、ジョゼフはんを呼んできてくれん？用事があるらしいんやって」
美智子が後ろを見たかと思えば、優鬼の時のような紳士感の溢れるジャックがいた。
「ああ」と言うと、すぐに中に入ってしまったのだけど。
その間に、美智子は私達を中に入れてくれた。
中はほとんど私達の屋敷と同じ構造で、小綺麗に整っていた。
「待たせたね。どうしたんだい？」
ふんわりとした優しい声が聞こえた。
写真家さんだ。
すると、ずっと黙りこくっていたフィオナが口を開いた。
「写真家さんは、アニー・ハワードって子知ってる？」
「…知らないといえば嘘になるかな」
『じゃあ、知ってるのね』
「君達には隠し通せないからね」と微笑む写真家さん。
ここからが本題ね。
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マルゴト苺(プロフ) - マッチョメロンさん» コメントありがとうございます。推しからの冷水はもうご褒美ですね！！とてもわかります！！(笑)でも、結構末期な気もしなくもないですね……。 (2020年7月27日 13時) (
レス) id: 899f79a8dc (このIDを非表示/違反報告)
マッチョメロン(プロフ) - 1話目読んでドSピアソンさん(？)に冷水ぶっかけられてるのにそれすら嬉しいと感じてしまった…末期か…() (2020年7月26日 22時) (レス) id: 5927d30970 (このIDを非表示/違反報告)
マルゴト苺(プロフ) - 家の中で走ってコケた人さん» 神作品なんて言葉、私が受け取っていいのかわからないのですが、少なくともそう思っていただけて嬉しいです！私自身も、ハッピーエンドにしたい気持ちがなかった訳ではないので、ハッピーエンドにしてよかったと思っています…！よければ、次作品もお願いします。 (2019年10月5日 19時) (レス) id: b67c642bf8 (このIDを非表示/違反報告)
マルゴト苺(プロフ) - マルゴト柚子さん» そう言ってくれるのは嬉しいけど、100%相手が悪い訳ではないから別に言わなくてもいいよ。公言するようなことじゃなくても「注意書きの位置とか、CSSで見にくかったのかな」とか。次に生かせるから、寧ろ有難いんだけどね。次の作品も頑張るよ…！ (2019年10月5日 19時) (レス) id: b67c642bf8 (このIDを非表示/違反報告)
家の中で走ってコケた人 - もう…凄いっす。夢主ちゃんが幸せになってくれて良かった…ガチで神作品。いやぁ…ここ最近こういう作品バッドエンド多いから凄い嬉しいっす。批判コメなんかに負けず、無理せず頑張って下さい！ (2019年10月5日 15時) (レス) id: 4adf5b306e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マルゴト苺 | 作成日時：2019年8月3日 15時
