番外編 ページ43
作者は社長の幼少期が大好きです。
唯々、趣味を番外編として乗せます。
キャラの年齢操作が地雷なお方はお逃げ下さい。
*****
『諭吉君、可愛いねぇ。お菓子食べる?』
「…大丈夫です。」
『そっかぁ〜〜〜、あ、じゃあ膝にでも乗る?』
「…間に合って、ます。」
「…、何ですか。あれ…」
「先日、社長が襲撃されてな。その際民間人の少女を庇ったのだが、敵に異能をかけられてしまったようだ。何でも、記憶と体が35年分昔に戻るらしい。……ふざけた能力だ。」
「で、Aは“幼少期のお父様……可愛いいですぅ!”ってなった訳。」
乱歩と国木田の言葉に敦は嗚呼、と頷く。…まぁ乱歩の真似が思ったより似ていたのには驚いたが。あのお父様大好き、なAの事だ。そりゃああんな事になる筈。けれど、太宰さんに頼めばすぐに元に戻りそうなのにそう疑問を国木田に投げるが国木田は眉を顰めた。
「…太宰はサボりだ。……何処にいるのか分からん。」
「あー、だから太宰さんがが帰って来るまでAちゃんが面倒を見る事に…確かに説明なんてしたら社長…諭吉君困っちゃいますもんね。」
乱歩は敦の言葉にAを見る。案外あの社長ならば理解してくれそうな気もするが…。そんなことを一人考えているとAが福沢の頭を撫でるのが見えた。その瞬間自分の手からゴキッと音が聞こえる
手にもっていたお汁粉の缶を潰してしまったらしい。自分にこんな握力が在ったとはと驚くがそれよりも隣の国木田達の視線が煩くて仕方がない。
「………何。」
「いっ、いえ………」
「………乱歩さんに握力とかいう概念あったんだ…」
少しおののいていると事務所のドアが開く。
扉の向こうから顔を出したのは太宰だった。乱歩は待ちわびた彼の登場ににマリと満面の笑みを浮かべる。
「只今〜、Aちゃんにお土産がぁ、って誰あのこ。」
「だッ、太宰さん。実はかくかく然々で___」
*****
「ふーん、じゃあさっさと戻しちゃおうか。」
「えっ、太宰さんも乱歩さん側ですか?」
「そりゃあそうでしょ。早く戻さないとAちゃんが社長、たらし混んじゃう前に。」
「____其れなのだが、もう遅いかもしれん。」
え?その言葉に一同が振り向くと笑顔で何かを話すAと頬を染め紅潮した様子の福沢の姿だった。
一同は顔を青ざめさせた。
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冬蜜柑美味い - テンポ…!褒められるの初めてです!!がんばります!! (2月2日 19時) (レス) id: 161dd8d243 (このIDを非表示/違反報告)
笹の葉 - 話のテンポが好きです!頑張って下さい!!! (1月27日 15時) (レス) id: 8035cab69c (このIDを非表示/違反報告)
冬蜜柑美味い - きんにくふぇち@他力本願。さん» ですヨネ!…でもそういうポジのお方グッズが少なくて…あ、涙が…… (1月15日 22時) (レス) id: 05bec6341d (このIDを非表示/違反報告)
冬蜜柑美味い - アキハさん» 超、嬉しいのですが!?頑張ります!! (1月15日 22時) (レス) id: 05bec6341d (このIDを非表示/違反報告)
きんにくふぇち@他力本願。(プロフ) - そりゃ社長好きっスよ……というかイケオジ好き。 (1月15日 21時) (レス) @page22 id: 5ebe7ae459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬蜜柑美味い | 作成日時:2024年1月5日 11時