ほんのちょっとイケメンな俺が

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｢初めて喋るよなぁ｣

｢そ…そうだね｣

｢luzはあだ名で本名須藤 光っていうんよ！あーでもA君ならこーくんとか呼んでええよ！！｣

｢須藤君って呼ぶね…？｣

｢えーーこーくん…｣

｢須藤君｣

｢ちぇー｣


絶対この人だよな…俺の半ストーカー
毎日入ってる手紙に光ってかいてるし…
友達が背高くてホストみたいな人が俺の机漁ってたって言ってたし…

でもこんなイケメンだとは…
新手の嫌がらせかなって思ったけど俺に敵意があるわけじゃなさそうだし…

頭ぐるぐるしてきた


｢…A大丈夫？｣

｢あ、瑠衣ごめんねちょうどいいやちょっと離して｣

｢…｣


頭を抱えながら頼むと嫌々離してくれた瑠衣

いつの間にか隣に来ていた須藤君

放ったらかしの真冬

…どうやって帰ろうかな


｢いやーそれにしても偶然…てかそらるさんとA君なんで抱き合ってたん……？｣

｢えっあ、特に深い意味はないけど｣

｢でも、A君58分前に駅向かってたやんな？その後慌てて52分前に校舎に戻ってきてたけど教室についた50分前からなにやってたん？｣

｢…(絶句)｣



前言撤回

半ストーカーじゃなくて完全なストーカーでした

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