〈No.番外編〉マスター ページ15
暗い部屋でマスターのデスクの上だけが眩い
パソコンに向かい何かを打ち込む
そしてエンターキーをカチリと押して、キーボードの音は止んだ
ふう、と小さく息を吐き伸びをした後、書類を持ち
世界帝の部屋を目指した
世界帝の部屋の前に着き
コンコンと軽くノックを鳴らす
しばらくして中に入る
世界帝の前に着くと片膝をつけ跪く
世「キルヴァか、どうした」
マ[書類の整理が終わりました。
なので世界帝様に届けに参りました]
床に青色のキーボードが現れる
それを打ち込み言葉を出している
世「ああ、そうか、ありがとう
お前の資料はいつも分かりやすい
使わせてもらっているよ」
マ[ありがたきお言葉
キルヴァ、感激でございます]
世「そう畏まらなくてもよい
ところで、貴銃士達はどうした?」
マ[彼等はここ最近休ませていなかったので
今日の朝からバカンスへ行かせております
明日、帰ってくる予定です]
世「…もし、彼等が帰ってくる前にレジスタンスが
我等を襲ってきたらどうする?
兵士達では防ぎきれないだろう?」
マ[これでも彼等のマスターであり銃を使う者
いざとなったら私が出ます]
そう打ち込むと世界帝は笑った
世「ハッハッハッ!実に頼もしいものだな!
これからの君に期待しているよ
…ああそうだ、これを」
世界帝はマスターに一丁の銃を手渡す
マ[これは、F2000でしょうか]
世「流石だな、君は
その銃を貴銃士にしてもらいたい
そうだ、MG4はどうなった?」
マ[MG4…マグのことでしょうか
はい、元気にしておりますよ]
世「おお、そうか、彼はマグという名になったか
それではその銃にも名をつけてくれ」
マ[…ドイツ語で2000はZwei tausend
ですがそれだと長いので2000の2をとり
ツヴァイにしようかと思います]
世「おお、ツヴァイか、良い名だ
ツヴァイもお前に懐くのだろうな
ファルにアインスにスター…モーゼルやマグも
お前に懐いたからね」
マ[何もしておりませんよ]
世「そうか?まあ良い
下がっていいぞ、資料、感謝する」
マ[はい、世界帝様の仰せのままに]
立ち上がり、一礼して部屋から出ていく
手にはツヴァイと名ずけられたF2000が
しっかりと握られていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー続く
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ウィルゴ・パルテノス - スター君やツヴァイ君やマグ君にイメージCVを付けてください (2019年3月7日 20時) (レス) id: fb4bdb410b (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - はじめまして陽香です(^_^)いつも楽しく読ませていただいております!オリジナル現代銃が面白いキャラだなと思います!ストーリーの内容も読みごたえがあって面白い内容だと思います(^_^)今後も応援させていただきます(о´∀`о)頑張って下さい! (2018年11月5日 23時) (レス) id: 0d667bef81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘夏蜜柑 | 作成日時:2018年5月18日 0時