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……。
『だな！じゃあ、行くぞ。』
縄を引き、数馬を穴から出す。
1人でもそんなしんどい事じゃない。でも、まぁ川西左近が一生懸命やってくれてるんだから……。無下にする必要はないよな。
川西左近と一緒になって穴から生徒を引っ張り出す。
「数馬先輩！大丈夫ですか！？」
「うん。大丈夫だ。……ありがとう……左近」
さ、次々。
もうひとつ空いている穴を覗く。
おや、おやおやおや？。
穴の中には2人。驚いたのはそこじゃない。
一人は分かっていたけど猪名寺乱太郎、もう1人は……。
「あっ、茗荷先先輩。」
『よ、猪名寺乱太郎。……それと……。』
ん……？あれ？……猪名寺乱太郎に抱えられてるのって、鶴町伏木蔵だよな。……様子がおかしい。
『猪名寺乱太郎。鶴町伏木蔵……怪我してるのか？』
「はい！……足を痛めたみたいです！！」
『……そっか。すぐ助けるからな。』
「茗荷先先輩！縄です！」
川西左近から縄を受け取る。
『猪名寺乱太郎！。ちょっと下がれ、縄投げるぞ』
穴の中を覗いて、指示を出す。
猪名寺乱太郎は鶴町伏木蔵を抱えたまま穴を投げる隙間を作るように下がってくれた。
縄を穴に投げ込み、穴の中を見る。
『鶴町伏木蔵は後で助ける。猪名寺乱太郎、先に上がれ』
「えっ！でも！伏木蔵、怪我してて……」
『優先順位はっ……』
猪名寺乱太郎にかけようとした言葉を遮られた。口に手を当てられてて、言おうとした言葉はモゴッとこもってしまう。
「伏木蔵からあげるから、乱太郎、伏木蔵に縄をつけてくれないか？」
「伊作先輩！……わかりました！！」
私の口から手を離すと善法寺伊作先輩は私の方を見た。
『……』
……優先順位はけがのない猪名寺乱太郎。
けが人だろうが病人だろうが鶴町伏木蔵は軽いんだ。私が降りて上げてくるのに。
そんな思いがあったが言って衝突してる場合じゃない。素直に善法寺伊作先輩の指示に従おう。
「茗荷先……」
「縄大丈夫です！」
善法寺伊作先輩が何か言う前に猪名寺乱太郎の声が聞こえた。
『引っ張り上げますよ。』
それだけ言い、鶴町伏木蔵を4人で引っ張りあげた。
そして最後は猪名寺乱太郎を穴から引っ張りあげて、救出は鶴町伏木蔵負傷で事なきを得て成功した。
そしてもちろんだが、みんな保健室に移動させられる。空はもう暗くなっていた。
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みみ - 主人公が大好きだー‼︎(失礼しました) (2023年4月4日 12時) (
レス) @page49 id: e0ef26ab3b (このIDを非表示/違反報告)
わそ姉大好きリスナー - 急に下ネタ出してごめなさい、(^^ω)やはり、滝夜叉丸かわええ (2023年1月27日 0時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
わそ姉大好きリスナー - 滝夜叉丸､､､それは、おっ〇いだぁ！ (2023年1月27日 0時) (レス) @page49 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
おじい(プロフ) - この度、読んでいただきありがとうこざいます。誤字や感想意見などお待ちしております (2020年9月11日 13時) (レス) id: 28025032a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おじい | 作成日時：2020年9月2日 21時
