10・醜女と迷い癖 ページ31
【不破雷蔵視点】
茗荷先Aが5年ろ組に来て1週間が経った。
挨拶は一応するけど会話は最低限。茗荷先が唯一会話をするのは八左ヱ門だ。
八左ヱ門とは初日から距離が近くなったようだ。……何かあったか分からないけど、茗荷先の変化といえば手の包帯。
今はもうその包帯は取れて、結局なんだったのか分からなかった。
あと、茗荷先と距離が近いのは……。
「A〜」
『ゲッ、……久々知兵助』
目の前で繰り広げられてる攻防戦。
茗荷先は逃げようとし、兵助はそれをさせないように守備してる。
ちなみに、茗荷先の後ろに僕と三郎がいて道を塞いでいる形になる。
『お前はいつもいつも豆腐豆腐豆腐！！！！他に言う事ねぇのかよ！！』
「A！今日こそ聞かせてもらうぞ！！豆腐は好きか！？」
『苦手！！！』
じりじりと茗荷先に迫る兵助と、兵助から逃げようと少しずつ下がる茗荷先。
『っ！、あっ！！』
茗荷先が後ろを振り返る。
僕と茗荷先がバッチリと目が合う。
た、助けて方がいいのかな……。
「兵助ー！こっちの道は塞いどくからな」
「三郎！！？」
うっ、睨まれた！
茗荷先！違うんだ！僕はそんなつもり……。
「ありがとう〜！三郎！雷蔵！！」
……いつの間にか僕も巻き込まれてる！！
『ははーん。そういう事ね。了解』
了解された！！！
茗荷先はゆらりと後ろを向き僕らの方に動き出す。
「ちょっと！三郎！！なんでっ……」
「こいつの実力が見れるチャンスだろ。」
すごい巻き込まれ！！。僕関係ない気がするけど！！。
『そうかそうか。私の実力が見たいのか……』
茗荷先！？やる気満々！！。
走り出した茗荷先に構える三郎。僕も一応構えるけど！！。
『じゃあ、遠慮なく』
えっ！？。
隣にいたはずの三郎と目の前にいた茗荷先が消えた。
いや、違う。茗荷先は背をかがめ、三郎の足を払ったんだ。
すぐさま下を見る。
『人質になってもらおう。不破雷蔵』
茗荷先と目が合う。
その瞬間、僕の体は僕の意志とは違う動きをする。
浮遊感、勝手に体が浮かんで……。
『じゃあ、不破雷蔵借りてくな！！』
……僕、茗荷先に担がれてる……。
そしてそのまま、運ばれる……。
「雷蔵をどうする気だ！！」
『人質にするって言ってるだろ！！』
「豆腐のことはどうする！！」
『私が許可するまで私の前では口に出すな！！』
後ろの方で兵助と三郎の声が聞こえた。
あれ……これ僕どうなるんだろ。
…というかどこに連れてかれるんだ…。
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みみ - 主人公が大好きだー‼︎(失礼しました) (2023年4月4日 12時) (
レス) @page49 id: e0ef26ab3b (このIDを非表示/違反報告)
わそ姉大好きリスナー - 急に下ネタ出してごめなさい、(^^ω)やはり、滝夜叉丸かわええ (2023年1月27日 0時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
わそ姉大好きリスナー - 滝夜叉丸､､､それは、おっ〇いだぁ！ (2023年1月27日 0時) (レス) @page49 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
おじい(プロフ) - この度、読んでいただきありがとうこざいます。誤字や感想意見などお待ちしております (2020年9月11日 13時) (レス) id: 28025032a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おじい | 作成日時：2020年9月2日 21時
