1…不審者？ ページ1
「ねえ、最近この駅の近くによく出る男の人知ってる？」
『なにそれ？噂？」
現在午後9:00。遅めの夜ご飯だ。今日の夜は、親友の玲音とレストランでとることにした。
メインディッシュも食べ終わり、デザートに入ろうとしたときだった。
玲音が聞いてきたある男の人と噂は聞いたことがなかった
「最近駅で現れるらしいよ」
現れるって、お化けみたいなものしかイメージがつかない。
けど男の人ってだけでそんな噂になること？
『で、その男の人がどうなの？』
ケーキをフォークで差し聞くと、玲音は回りを見渡し、内緒話をするように口の横に手を添えた
え？そんなに回りに聞こえたらヤバイことなの？
「女の人に聞いてるらしいよ。今夜一緒に終電逃しませんか？って」
『えっ!?』
思わず大声を出してしまい、回りの人の視線が体を指す
すいませんと頭を下げると、店員の人も回りの人も興味がなくなったように、元の雰囲気に戻った
ケーキが刺さったままのフォークを皿に置いて玲音に急いで聞く
『終電逃しませんか？ってどういうこと？』
「何か私も噂で聞いたんだけどね。夜終電の少し前に、駅前の女の人に聞いてるらしいよ。けど皆に断られてるらしいんだ」
なにそれ…それっていわゆる不審者ってやつ？
頭にボワボワ〜っと浮かび上がってくる不審者像に体がブルッと震える。
けっ、けどただの噂だよね！
自分の頭にそう言い聞かせ、ケーキを食べ始める
「まあ、気を付けなよAは、美人さんなんだから〜」
モンブランを口一杯にいれながら玲音は私を見た。
そうかな？美人って感じじゃないと思うけど…美人というなら玲音の方だ。玲音は、身長も165を越えたスラッとした体型で、しっかりしている。料理もうまいし、彼氏がいないのが不思議なくらいだ。
『私を狙うバカみたいな男の人はいないから。玲音の方が気を付けるべきだって〜」
ケーキを食べ終わり、レストランを出る。いつもならここで解散するはずが、今日はまだ終わらない
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ハチミツ(プロフ) - 甘歌@ラさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけたようで嬉しいです！続編も是非よろしくお願いします！ (2019年3月31日 0時) (
レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - かさん» コメントありがとうございます！幸せな気持ちになってくださるとは…！とても嬉しいです！続編も是非よろしくお願いします！ (2019年3月31日 0時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - いつも楽しく読ませていただいています！やっぱりセンラーなのでセンラさん関係の話が好きで、その中でもこの話が好きだったのでコメントしました！続編楽しみに待っています！ (2019年3月30日 17時) (レス) id: cc69629506 (このIDを非表示/違反報告)
か(プロフ) - すごく面白かったです！更新ペースも速くて楽しめました！毎回キュンキュンしてセンラーの私はとっても幸せな気持ちになりました！続編楽しみにしてます！ (2019年3月30日 1時) (レス) id: 6a9a2fc2e6 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - ろっとさん» コメントありがとうございます！この小説の50話分は全て書き終えたので、続編でうらたさんや志麻さん、坂田さんとの絡みのお話を書かせていただきます！ (2019年3月28日 22時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハチミツ | 作成日時：2019年3月11日 0時
