人には親しい人にも言えない秘密があるもので… (ページ36)

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神楽side

私は、私(仮定形)を人目の少ないトイレ近くの茂みにつれていき

私「一応聞いておくネ。お前、誰アルカ？」

とだけ聞いたヨ。

そうしたらもう一人の私(仮定形)は

もう一人の私(仮定形)「誰って、一番隊隊長沖田総悟でさぁ。」

と、それがさも同然のような顔をして言ってきたネ。

それが無性にイラッと来て

私「じゃねぇぇぇぇぇぇアルぅぅぅぅ！！何さも同然のような顔してんだよ！！なんでこの一大事にそんな顔してられるアルカ！？まじ気持ち悪いアル！！」

と言ってやると

もう一人の私(仮定形)「それ言うなら俺の声、体でアルアル言うんじゃねぇよ気持ちわりぃ。」

何て返してくるもんだから

私「それ言うなら私の声、体で江戸っ子口調とかドS発言とかやめろヨ！！虫酸が走るアル！！」

と言い返した。

私「そもそもなんでこいつと“入れ替わってる！？”何てしなくちゃいけないネ！？あれか！あのあり得ない音が原因アルカ！？頭もっかい強くぶつかればなおるアルカ！？」

そう言ってもう一人の私(仮定形)の頭をつかみ、何回も何回も頭をぶつけたヨ。

少し血が垂れてきたぐらいに

もう一人の私(仮定形)「おい、いてぇ。血ぃ出でっから…。聞いてんのかおい。…………………………いってぇって言ってんだろぃ！何回やったって戻ってねぇだろ！！自分の頭の固さ考えやがれ！！」

と言って拳骨加えてきやがったアル。

私「……いや、この場合お前の頭が固いんダロ。」

今は、私があいつであいつが私アル。つまりは私の頭じゃなくてあいつの頭が固いネ。

そう言ったら

もう一人の私(仮定形)「じゃあ、お前の頭の弱さ考えろぃ。」

何て都合の良い解釈しやがったアル。