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※5 沖田sideで ページ34

沖田side

Aと一緒に見回りをしよう(サボろう)と思って公園に行ったら、万事屋とくそチャイナがいた。

それでまた、チャイナとはいつもみたいに喧嘩をしていたはずだった(・・・)

あいつが足を滑らせて、俺の方に倒れたとき

バキゴキャッ

っていうあり得ない音がした。

とっさに俺はチャイナを蹴飛ばしてやったが体がどうもおかしかった。

蹴飛ばすときの体の軽さ、蹴りをいれるまでのスピード、蹴りをいれたときにかかる足への負荷、持っていたはずの剣の感覚がないこと…。

そして何より、来ていた服。

黒い隊副を着ていたはずだったのに、蹴ったときに見えた赤い服。

とても見覚えのあるものだった。

というか、さっきのさっきまで目に映っていた奴が履いていたものだった。

何が起こっているのか全くわからなかった。

いや、分かりたくもなかった…。

立ち上がったときの地面の近さに驚きながら飛ばされたチャイナの方に向かった。

ただ、直接見るのに怖さを感じて下を向いて近づいた。

そうしたら

新八「ちょ、えぇぇぇぇぇぇ!!Aさん!!大丈夫ですか!?」

という声が聞こえた。

チャイナはきっとAの方に飛ばされていったんだと思った。

だが次の言葉で、その思いはきれいに砕かれた。

新八「あ、神楽ちゃん!!大変だよ!!Aさんのところになにかが降ってきて…」

メガネが俺に向かってそう言ってきた。

それを聞いた俺は、なおさら前を向けずにいた。

メガネが心配して近づこうとした時、

A「いってぇ…。なんで総悟が降ってくるんだよ!」

と言ったので、メガネはAと俺(仮定形)の方に向かっていき、大丈夫かどうかを聞いていた。

そのとき恐る恐る前を向いたら…

































俺が目の前にいた。

あっちもそれに気付いたらしく、まるで化けもんでも見つけたかのような目でこっちを見ていた。

新八「沖田さん?」

A「おい総悟。どうした?」

と声をかけられると、はっとしたかのように立ち上がりこちらに向かってきた。

そして俺の腕をつかみ

もう一人の俺(仮定形)「ちょっと借りる。」

と言い、俺は俺に引っ張られるというなんとも不思議な体験をした。

※5 神楽sideで→←※4



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美味しいイチゴ(プロフ) - 彩さん» 読んでくれてありがとぉぉぉぉぉ!頑張るよぉぉぉぉぉ!! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 5a73eb23b2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 頑張れ!!面白いよ(o´罒`o)ニヒヒ (2017年11月26日 8時) (レス) id: ef0639a461 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美味しいイチゴ | 作成日時:2017年11月17日 23時

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