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吸血鬼もの特有の吸血シーンなんて美味しいイチゴには書けない… ページ23

あれ以来、総悟が僕のところに持ってくる仕事の量が減った。

あの事(・・・)についていじられることも激減した。(なくなった訳じゃない…)

あと…

A「総悟、今良いか?」

沖田「……あれ(・・)ですかぃ?」

A「…(コクッ)」

僕が頷くと総悟はなにも言わず慣れた手つきでスカーフを外し、首をさらした。

A「もらって良いか?」

そう聞くと総悟は素っ気なく“ん”とだけ言った。

僕は、総悟の首に顔を埋めて“いただきます”と言い
























吸血をした。

そう、変わったのは総悟だけじゃない。

僕も総悟を今まで以上に頼った。

前も言った通り、僕は普通だったらトマトジュースを飲んで欲求を押さえているんだけれど、これが不味くて不味くて…

総悟に頼って欲しいと言われてから、ダメ元で血の提供を頼んだらあっさりとOkしてくれたので、お言葉に甘えて1日に1回総悟に頼んで吸血させてもらっている。

A「ぷはぁ〜…、ごちそうさまでした!」

沖田「終わったかぃ?」

長い間血は飲んでいなかったし、何より総悟の血は格段に美味しいものだった。

吸血をしたあとは、血をもらった人に自分の血を少し飲んでもらわないといけないため、僕は自分の指を切って

A「総悟、嫌かもしれないけど我慢してくれな?」

といい、総悟の口のなかに血を2、3滴垂らした。

A「総悟毎回ありがとな。総悟にとってなんもメリットないのに毎回時間とっちまって…。嫌なら嫌って言ってくれよ?人の血飲むのあんま良い気しないだろうし…。」

というと総悟は無言でデコピンを食らわしてきた。

しかも地味に痛いやつ…。

A「ッ〜〜!!」

声にならない叫びをだし痛みに耐えていると

沖田「いちいちそんなこと言わなくていいんでぃ。頼れって言ったのは俺なんだから、気ぃ使う必要も罪悪感感じる必要もねぇーだろぃ。」

といってくれた。

総悟はつくずく良いやつだと思う。いたずらとかするし超が付くほどのドSだけど…。

そんなこと考えていたらまた無言でデコピンを食らわしてきた。

A「ッ〜〜!!なんで!?」

沖田「いやなんか、すんげー失礼なこと考えてそうな顔だったから。」

テレパシーかよ!!









それと、これはとてつもない余談なのだが、総悟によると僕の血は甘いらしい。

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美味しいイチゴ(プロフ) - 彩さん» 読んでくれてありがとぉぉぉぉぉ!頑張るよぉぉぉぉぉ!! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 5a73eb23b2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 頑張れ!!面白いよ(o´罒`o)ニヒヒ (2017年11月26日 8時) (レス) id: ef0639a461 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美味しいイチゴ | 作成日時:2017年11月17日 23時

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