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9話 ページ10

サ「よいか特待生とヒューズマン!先にヨドとなり、魔王となるのはこの(うぬ)だ!
ヌシらもいずれ己の前に跪くことになろう!」

跪くかどうかはわからんが、私は魔王にはなれないだろう。魔術は使えても、翼と尾がないなんて魔王としてあるまじきことだから

入「あの…『ヨド』って何ですか?」
『えっ、知らないの?』
サ「『ヨド』とは、悪魔の最高位階!ヨドの中から魔界の主たる『魔王』が選ばれる!!」

魔王
魔界の支配者にして、全てを牛耳る悪魔の王
しかし、その席は数百年間『空席』となっている

サ「己は魔王になる!そのためには位階がいる!故に、己より位階が高くなりそうな奴は…全員気に入らん」

そう言いながら、剣を指だけで砕くサブノック
相変わらず成長していない。自分の気に入らないことは暴力で解決しようとする。いつか、それだけでは上には行けなくなるというのに

リ「それで教師に喧嘩売って、このクラス入りだもんね」
サ「高位階(ハイランク)を倒すのが1番の近道だと思ったのでな!」
(それが1番の遠回り道だっつーの…)
サ「しかし!ヌシは何だ!!派手なのは噂ばかりで、魔王の魔の字も知らぬとは!ヌシは…それでも悪魔か!?」

そう入間に詰め寄るサブノックの前に、アズと私が入間を庇うように間に入る

ア「それ以上の無礼は慎め、サブノック」
サ「出たな、アスモデウス。入試首席!使い魔はゴルゴンスネークを召喚したと聞く!」
ア「あぁ」
サ「だが己は水馬(ケルピー)を召喚した!足がある分、お前より凄い!!」
『どんな理屈だよ』

足がある分凄いって何?
相変わらず、意味がわからない。ホント成長してない
私のツッコミも聞かず、サブノックはさらにベラベラと話す

サ「まぁ、特待生の従僕になった時点で、己のライバル候補からは脱落済みだが!」
ア「いるか、そんな称号!それと、私は従僕ではない!私は、入間様のおトモダチ(・・・・・)だ!」
サ「…ヌ?」
『え』

初耳なんですけど
てか、魔界に友達っていう概念があるのか?
サブノックも初めて聞く言葉に戸惑っている

ア「教えてやろう!おトモダチとは、共に時を過ごし、苦楽を分かち
そして、その方のためならば、命を賭す血の契約なのだッ!!」
『なんか違う!!』
サ(なんか凄そう…!!)
入「そして効いてるッ!!」
カ「喧しいぞ、貴様等ッ!!」

教室で騒いでいると、そこにカルエゴ先生がやって来た
それで騒ぎは収まったが、この後、人生最大のピンチが待ち受けているとは知らず

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金平糖兎(プロフ) - 上衣さん» 載せていただきありがとうございます!((o(´∀`)o)) (2019年2月28日 21時) (レス) id: e701178b83 (このIDを非表示/違反報告)
上衣(プロフ) - 金平糖兎さん» 無事映りましたよー!! (2019年2月28日 21時) (レス) id: 7450cb78d0 (このIDを非表示/違反報告)
上衣(プロフ) - 金平糖兎さん» めっちゃ可愛い!!めっちゃ可愛いです!!ええ!?ありがとうございます!!うわっ、めっちゃ嬉しい!!掲載させていただきますね!映らなかったらお願い致します! (2019年2月28日 21時) (レス) id: 7450cb78d0 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - 上衣さん» ごめんなさい!もしかしたらちゃんと映らないかもしれないのでもう一度絵を申請しますね! (2019年2月28日 20時) (レス) id: e701178b83 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/9/9/2/9924bfee0844230e3ea78dc96997c73b.pngですよー。下手ですが… (2019年2月28日 20時) (レス) id: e701178b83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:上衣 | 作成日時:2018年12月5日 20時

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