悪魔に転生したんだけど…

8話 ページ9

『問題児(アブノーマル)クラスは…あっちか』

先程、クラス発表があった
自分のクラスを確認したところ、クラスは1番問題児が集まるという『問題児(アブノーマル)クラス』
自分的には特に問題を起こしていないとは思うが、やはり翼と尾がないのが問題と思われたのだろう

(せめて、位階(ランク)だけは高い所を目標にしないと…)
入「あれ、マー君?」
『あ、入間!…と、アズとクララ』

1人で黙々と教室を目指していると、別の道から入間・アズ・クララの3人に会った。どうやら3人も問題児クラスに配属されたらしい

『意外だな。入間が問題児クラスに配属されるなんて』
入「あー…おじいちゃんが考慮?してくれたらしくて…」
ア「私は入間様となら、海の底でも構いません!」
入「あっ、ありがとう……」

どういう考慮だよ。普通、問題児クラスじゃなくて上等クラスに配属させるだろ

ク「あ、着いたよ!」
『うわぁ…』

問題児クラスに無事到着。しかし、教室の見た目が問題だった
教室の扉や壁はボロボロ。とても使われているとは思えないし、幽霊でも出そうな雰囲気だ

ア「使われているのでしょうか…?」
入「あっ、でも人影が…」
『入っていいのか…』
ク「よし、突撃!!」(ﾄﾞﾝｯ
入「『わっ!?』」

入間と共に扉の隙間から入っていいのか戸惑っていると、後ろからクララに押されてバランスを崩し、1歩教室の中へ
すると、突然多くの武器が私と入間に向かって飛んできた

入「『!! はッわっと、う、お、ひぃッ』」
「「「!!」」」
入(ｽﾞﾍﾞｼｬ「あだッ」
『あぶな…』(ｽﾄｯ

2人揃ってギリギリ交わして避け、私は無事着地。入間は盛大にコケた

「「「オォー!」」」
リ「お見事!」
エ「素敵」
ｶﾑ「さすが特待生!」
ガ「もう1回見たいでござる!」
ク「入間ちとマーちゃんすごー!」

全て避けたことで歓声が上がる。どうやら、これは入室ドッキリのようで、何発当たるかクラス全員で賭けていたらしい

(悪魔だからそう簡単に死なないけど、危なくない?)
シャ「全部避けたのは君達だけだよ!まぁ全部受け止めた(・・・・・)のもいるけど」
入「うッ!?そっ、そんなことしたら、大怪我どころじゃすまないんじゃ…」
「笑止!!避けるなど、臆病なマネはせぬ!己(うぬ)は、このサブノック·サブロは、魔王にふさわしきビッグな男だからな!」

声がする方を見ると、そこには確かに全て受け止めている悪魔、サブノック·サブロがいた

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