3話 ページ3
着いた先は、校内の中庭。一体何が始まるのかと思えば…
ドガァン!
入「うわぁッ」
突然、入間と私の間に火球を投げつけてきたアズ。お怒りのようだ
ア「私の名はアスモデウス。先の入学式で代表の挨拶を<するはずだった>者だ…」
"アスモデウス・アリス"
火炎系魔術を得意とする悪魔
破壊と美徳を司る家系で、礼儀を重んじ、侮辱されるとすぐに頭に血が登ってしまう人物だ
ア「先の挨拶…君が抜擢されたのは明らかに理事長の依怙贔屓だ!呪文も理事長の入れ知恵のパフォーマンスだろう!私は…実に悔しい…!
せっかく…せっかく今日のために制服も新調したというのに…っ!!」
アズは歯を食いしばり、悔しそうに顔を歪める。しかし、あの入学式での挨拶は、入間も想定していなかったのだから仕方ないと思うんだが…
ア「晴れ舞台を汚された私には…君が優秀な悪魔なのか確かめる権利がある!なぁ!?」
その叫びと同時に、いつの間にか集まっていた観衆の歓声が沸き起こる。ここでどちらが上かを証明するのがアズの目的らしい
今の彼に私が間に入っても、聞く耳を持たないだろう
(事が済むまで見守るしかないか)
そう思い、離れた場所で見始めて約20分
アズの攻撃は一向に当たらない。勿論、彼が手を抜いている訳では無い。入間が完璧に避けているのだ
悪1「特待生、凄ぇなあ」
悪2「まだ1回も攻撃してないぜ」
悪3「え、何?手を出すまでもないってこと?」
ア「私など…攻撃するに値しないということか…ッ」
観衆たちのその言葉を聞き、更に怒りで顔を歪ませていくアズ。入間が自分を卑下する事を言うが、観衆たちが面白おかしく改変し、アズに伝える
ア「ッッッなんたる侮辱!!」
完全に怒り狂ったアズは、魔術で炎の剣を作り出し、入間に向かっていった。しかし、入間はそれを受け流すように避ける
(心配する程でも無かったかな?)
悪4「キャアアァ」
「!!」
入間が受け流した先には、悪魔の女子生徒。アズ自身は怒りで前が見えていない
私は咄嗟にその女子生徒の前に魔術を使って瞬間移動。バリアを急いで張り、女子生徒を守る為に覆いかぶさった
ドシャァァ
『…?』
音は聞こえたが、衝撃が来ない。中庭の方を見ると、そこには見事なジャーマン·プレックスをアズに決めている入間がいた
そして後日、校内新聞に
『入学式で禁忌呪文を詠唱しその日の内に首席の頭をかち割る!!
という見出しで大々的に取り上げられていた
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金平糖兎(プロフ) - 上衣さん» 載せていただきありがとうございます!((o(´∀`)o)) (2019年2月28日 21時) (レス) id: e701178b83 (このIDを非表示/違反報告)
上衣(プロフ) - 金平糖兎さん» 無事映りましたよー!! (2019年2月28日 21時) (レス) id: 7450cb78d0 (このIDを非表示/違反報告)
上衣(プロフ) - 金平糖兎さん» めっちゃ可愛い!!めっちゃ可愛いです!!ええ!?ありがとうございます!!うわっ、めっちゃ嬉しい!!掲載させていただきますね!映らなかったらお願い致します! (2019年2月28日 21時) (レス) id: 7450cb78d0 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - 上衣さん» ごめんなさい!もしかしたらちゃんと映らないかもしれないのでもう一度絵を申請しますね! (2019年2月28日 20時) (レス) id: e701178b83 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/9/9/2/9924bfee0844230e3ea78dc96997c73b.pngですよー。下手ですが… (2019年2月28日 20時) (レス) id: e701178b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:上衣 | 作成日時:2018年12月5日 20時