救世主 ページ5
ゴド 「君は、僕達の世界に何が起こったのか、知っているね？“ホグワーツの戦い”でホグワーツ城に何があったのかも。」
A 「はい……」
ロウェ 「そう。“ホグワーツの戦い”で、ホグワーツ城はデスイーター達にめちゃくちゃにされてしまった。戦いの後、ちゃんと修復はされたけれど、完全じゃないわ。」
A 「……どういうことですか？」
サラ 「誰にも知られていなかった部屋が、ホグワーツ城にはまだあったんだ。」
ヘル 「私達は、城にたくさんの仕掛けをほどこしたわ。それは、ほとんど生徒のため。でも、一部屋だけ、私達4人の、思い出の部屋があるの。」
ゴド 「僕達4人が集まって、毎日のようにその部屋で、楽しく話をしてたよな。サラザールも、あの頃は素直で＿＿＿」
サラ 「思い出に浸るのはそれぐらいでいいだろう。早く本題に入るぞ。」
ゴド 「ハイハイ分かったよ。単刀直入に言うと、君にその部屋を守って欲しいんだ。」
A 「私が…守る？皆さんの思い出の部屋を？」
ロウェ 「そう。私達の思い出の部屋…そして、とても特別で、貴重な部屋よ。あの部屋には、ホグワーツ城のすべてが詰まっている。設計図に、授業の計画なんかもね。私達の大切な遺産もあるわ。」
ヘル 「あなたには、“ホグワーツの戦い”で、その部屋が壊されるのを、防いで欲しいの。」
サラ 「今から、お前を私達の世界に送る。“ホグワーツの戦い”まで、色々と準備が必要かもしれないからな、、、、あのハリー・ポッターが入学する年なら、いいだろう。………どうだ。お前にやれるか？」
ようやく、Aの頭が話の流れについてきた。驚くことばかり起こった数十分だったが、つまり、この人達は私に、大切な部屋を守って欲しいらしい。
A 「………でも、どうして私が？」
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作者名：ねこ | 作成日時：2018年11月27日 22時
