風邪という名の孤独 ページ22
悲しい現実だ。試合直前に風邪をひくとは...なので一人悲しく寮で寝ている
少し前の出来事がふと思い出された
用事があると円堂君に伝えた時、彼はその前に聞きたいことがある。そう言った
なんだろう。そう思って着いていくと人気の少ない所で円堂君は私を壁に追い詰めた
そして言っていた
「お前は誰だ？」
私は困惑のあまり固まってしまった。固まったというより驚いたんだ
「やだな〜！私は冬麻Aだよ？あ、用事があるから、また今度ね！」
そう言って、切り抜けた
─︎─︎─︎─︎─︎─︎─︎─︎─︎─︎
『(いつの話だよ本当...)』
『なんでこんな一人悲しく風邪を引かなきゃならないんだ』
「じゃあ俺が看病してやる」
『...やべ、しんどすぎて幻覚まで見えてる』
誰が幻影だ！！と怒られた。本物なのか。これは私の兄か
どうやって入ってきたのかは物凄く謎なのだが、触れる元気すらないので諦める
「あの子たちが帰って来るまでの間だけだからね」
『助かる』
「普段から素直になれば良いのにな」
そう言って、背を向けられた。
なんやかんやで、ご飯食べさせられて面倒見られて気づけば寝ていた
目が覚めると、外は日が暮れていて騒がしい声が聞こえてくる
兄はいない。
『一応、みんなの所行った方がいいかな...？』
そう思って降りると、野坂君がいた。私が無言でいると、ヒロト君が気付いたのかこちらへ歩いてきた
「風邪は治ったのか？」
『熱は下がったよ。明日ぐらいには治るんじゃないかな』
「寝てろよ」
『いやいや、それより野坂君がいる理由と試合の勝敗聞きたいんだけど』
軽くヒロト君に睨まれた。そして、腕を掴まれてみんながいる所へ連れて行かれた
私の存在にみんなが気づいて、口々に風邪は大丈夫かと聞いてくる
『明日には治るから。で、野坂君がいる理由と勝敗はどうなったのさ』
私の言葉にヒロト君以外が唖然とする。変な事言ったのか...と困惑していると、監督が口を開いた
「Aさん...！貴方やっとサッカーに興味を持ったんですね！？」
『いや、負けてたら帰れるからに決まってるだろ』
その場が凍る。野坂君はふふっと笑っていた
「流石ですね。あと、僕が日本代表選手に選ばれていた事は忘れたんですか？」
『...あーそっか。そういえばそうだね』
完全に忘れてた
続く
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江華(プロフ) - 彩華さん» 書いてるの探してみるね！ (2021年4月26日 13時) (
レス) id: a33ae8ad18 (このIDを非表示/違反報告)
彩華 - ログインができていないから探すの大変かも知れないけど、私も小説を書いたからぜひ、読んでほしいな。もし良いなら返信ください。更新頑張ってね。 (2021年4月12日 0時) (レス) id: 30bfce21e4 (このIDを非表示/違反報告)
彩華 - 江華さん、ありがとう。助かったよ。 (2021年4月12日 0時) (レス) id: 30bfce21e4 (このIDを非表示/違反報告)
江華(プロフ) - 彩華さん» 作品削除はこちらを押して、作品のURLをコピーして貼って、パスワードを入力して、削除押したら消えるんだけど...分かるかな？（説明下手でごめんね） (2021年4月11日 16時) (レス) id: a33ae8ad18 (このIDを非表示/違反報告)
江華(プロフ) - 彩華さん» 誕生日覚えててくれたんだ！ありがとう！！やり方教えるねー！ (2021年4月11日 16時) (レス) id: a33ae8ad18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江華のサブ x他1人 | 作成日時：2019年10月7日 17時
