検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:106,445 hit

秘宝136【ゴーストマリッジ】 ページ36

オ「しっ、静かに!再生するよ。」
サザ…ザッ……
イ「大好きな漫画の最新刊……通販でミニ色紙付き特別版
を予約してたのに、発売日に届かないなんて!
初日にゲットできないなどオタの名折れ。
人の気配もないし、ささっと購買に買いに行……」
???「……つけた……」
イ「え?
今の……誰の声?」
???「見つけた……ついに……」
一瞬の砂嵐の後に現れたのは花嫁姿のゴースト…
花ゴ「私の王子様!!!!!!!」
イ「ぎぃゃあーーーーーーっ!!!!!」
ブツッ!
ザーーーーーーーーーーーー
オルトの見せてくれた映像はそこで切れた…
うわぁ…いかにも夢見る少女なお姫様だなぁ…
グ「…………
このゴーストって……。」
ク「ああ……
なんてことだ……。
ついに花嫁ゴーストが理想の花婿を
見つけてしまったようです!」
グ「理想の花婿って……イデアぁ!?
全然『王子様』なんかじゃねえんだゾ。
ひょろっとしてるし、家に引きこもってるから
日に焼けてねえし、目つきは悪いし、
笑顔は変だし……
……あれ?」

主「……花嫁ゴーストの理想の王子様って…」
ク「高身長、スリム、紫外線しらずの美肌、
切れ長の瞳、チャーミング……と言えなくもない笑顔。
それに輝く……というより燃えてる髪と
印象的な色の唇。
言いようによっては、確かに
ゴーストの理想通りです。」
いや…学園長がそれ認めたら…ダメでしょ?
オ「うん。僕の兄さんはどこからどう見てもかっこいい。
ゴーストめ、なんて見る目が確かなんだ!」
オルト…そう言う問題じゃないと思うよ…
グ「納得いかねぇんだゾ……。」
ク「とにかく、大変なことになってしまいました。
ゴーストの花婿に選ばれるということは、つまり……」
???「大変だーーー!!」
…学園長の話遮られたね…
ク「って外がやけに騒がしいですね。」
学園長に続き皆で廊下に出る…
ク「一体なんの騒ぎですか!」
エ「学園長……あっ、ユウに綾乃、グリムも!
大変なんだよ!」
デュ「見たこともないゴーストが大量にやって来て、
「ここを結婚式会場にする!」と食堂を占拠したんです。
当然僕たちも抵抗はしたんですが
倒しても倒してもゴーストが復活して……」
え…結婚式会場が食堂…もう少しまともな所でやればいいのに…
って…そんな事言ってる場合じゃをなさそう…
ゴ「待てええ〜〜!」
リリ「ちょーっとからかってやっただけなのに、
あんなに怒るとは心の狭いゴーストじゃのう。」

秘宝137【ゴーストマリッジ】→←秘宝135【ゴーストマリッジ】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
330人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

哭狼 - 刹那さま、続編おめでとうございます!オリジナル編は夢主がアリエルの子孫で少しでも知れて良かったです!胡散臭かったので双子が引っ掛かってなくて安心しました、夢主への愛情深さも再確認が出来て嬉しかったです。この作品が素敵で大好きです。 (2020年6月26日 3時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:刹那 | 作成日時:2020年5月23日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。