双子人魚の宝物(者) 3

秘宝121 ページ21

授業後廊下に出て張り出された紙を見に行く…
グ「上位50名にオレ様の名前は!?」
エ「さすがに平均90点以上なら
50位以内には入ってるよな!?」
グ「10位、20位…な、無い!48、49、50位
……無い、オレ様の名前が入ってねぇんだゾ〜〜!!」
デュ「ぼ、僕の名前もない……。」
上位50位に執着するグリムにエースとデュース
この3人50位内に入らなくちゃいけないのかな…?
エ「って、ちょっと待て。成績優秀者のリスト、名前の横に全教科の総合点が書いてあるけど……
上位30人以上が、満点の500点じゃん!」
デュ・グ「ま、満点〜!?」
嘘…そんな上位30名が満点って…そんな事有り得るの…?
ユ「さすがにちょっと変じゃない?」
主「うん…流石に変……」
ユウの言葉に続き呟く…
グ「それより……オレ様、50位以内に入ってねーと
『契約違反』になっちまうんだゾ!」
エ「え……『契約』って、グリム、まさかお前……」
デュ「エース、その顔はお前もしかして……。」
……この3人もしかして…誰かと契約してたの…?

デュースの言葉のすぐ後シュワアアア!と3人の頭にイソギンチャクが生えた…
うわぁ…エグい…
グ「ふな"っ!?な、なんじゃこりゃ〜〜!?
頭にイソギンチャクが生えた!」
デュ「グ、グリムもあいつと契約してたのか!?
卑怯だぞ!」
エ「そう言うデュースの頭にも生えてるじゃねーか!」
主「…いや…3人ともズルしてるよね…」
言い合う3人に思わずズバッと言い放ってしまった…
だって…結局ズル…したんでしょ…?
しかも50以内に入れてないって…はぁ…
グ「こんなもの、すぐに引き抜いて……
いでででっ、取れねぇんだゾ!」
ユ「みんなの頭にイソギンチャクが!?」
主「50位以内に入れなくて…契約違反になったから…?」
そんな話をしているとジャックがやってきた。
ジャッ「騒がしいと思って来てみれば、お前らか。
なにやってんだ?」
デュ「ジャック、お前も契約を……って
イソギンチャクが生えてない……だと!?」
エ「見た目のわりに超真面目クンかよ!」
いや…ジャックは元から真面目…だと思うよ…?
マジフトの時…ジャックが真面目なの分かると思ったんだけど…
ジャッ「はあ?なに言ってんださっきから。
っつーか、お前ら頭のソレ、なんなんだ?」

秘宝122→←秘宝120

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す