秘宝116 ページ16
これ絶対アズール先輩に怒られるなぁ…
ア「……綾乃さんこれは一体どういう事でしょうか?
ジェイド、フロイド、綾乃さんをVIPルームへご案内を。」
頭を押さえながら出てきたアズール先輩
ジェ「はい。綾乃さんこちらです。」
フ「人魚ちゃんちょー怒ってたね♡」
主「騒いですいません…」
左右をジェイド先輩、フロイド先輩に挟まれVIPルームへ…
……まぁあれだけ騒ぎ起こしたら仕方ないよね…
……面倒くさい
【VIPルーム】
ア「いろいろ話す事はありますが…
単刀直入にお聞きします。
貴方は一体何者ですか?」
1人がけソファに座り話すアズール先輩
その後ろに立つジェイド先輩とフロイド先輩
3人共私をじっと見ている…
これは…誤魔化すのは無理そうだなぁ
というか多分誤魔化しても追求してきそうだし…
主「プリンセスアリエルが祖…
シヨン城155代元女王…綾乃
別名…悲劇の女王」
そう…私は"元"女王
ア「!!!!!!」
フ「!!!!!!」
ジェ「!!!!!!」
そう告げると3人共目を見開き息をのんだ…
そりゃ驚くよね…こんなボーッとしてる私が一時でも女王だなんて言われたら
ア「なぜ…なぜプリンセスアリエルの子孫だという貴方がナイトレイブンカレッジにいるんです!
本来ならロイヤルソードアカデミーに入学しなければ…」
主「さぁ?けどアズール先輩忘れてませんか?
私はこの世界の者じゃない…【異世界人】なんですよ…」
そう…私は異世界人…本来ならこの世界にいるはずのない者だ…
フ「別に人魚姫の子孫だとかどーでもいいじゃん
人魚ちゃんがモストロ・ラウンジの今日の売上額と修理費とか払えばいいだけの話じゃね?」
ジェ「そうですね…アズールフロイドの言う事に一理あります。」
フロイド先輩とジェイド先輩が私の味方についた…
よかった…これ以上話さなくてすむ
ア「……わかりました。
では本日の売上額と修理費ですが……」
主「これで足りますか?」
私は巻き貝型の箱をを机に置く…
これは城を追放…追い出された時に持ってきたものの一つ
ア「これは?」
主「シヨン城の秘宝の一つ…アリエルの唄声…」
箱を開けると綺麗な唄声がVIPルームに流れた…
……母様に歌ってもらったなぁ
ア「いいでしょう…これでお話は終わりです。
ジェイド、フロイド。彼女を送って差し上げなさい。」
ジェ「はい」
フ「はぁーい♡」
どうやら交渉は上手くいったようで私はフロイド先輩とジェイド先輩と一緒にオンボロ寮に向かった…
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哭狼 - 刹那さま、続編おめでとうございます！オリジナル編は夢主がアリエルの子孫で少しでも知れて良かったです！胡散臭かったので双子が引っ掛かってなくて安心しました、夢主への愛情深さも再確認が出来て嬉しかったです。この作品が素敵で大好きです。 (2020年6月26日 3時) (
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作者名：刹那 | 作成日時：2020年5月23日 22時
