broken emotion VI

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知「次はどこ行く？」

中「Aちゃんが行きたいとこ行こうよ」

「私？私はどこでも…」

有「そんなこと言わずに…」

？「あれ？中島じゃん」


次にどこ行くか話していると、ふと少し離れたところから裕翔に声をかける男子がいた

裕翔はその人を見て直ぐに顔を逸らした


？「こんな所で何してるわけ？」

？「学校の虐め対象者同士で仲良いとかウケるんですけど」


知「なにあれ、感じ悪」

中「ごめん、行こ」

？「おい、逃げんのかよ」


裕翔は一切目を合わせなかった

下を向いて歯を食いしばって


？「一緒にいるの、有岡と沙乃さんでしょ？」

有「何で俺の事知ってるわけ？」

？「当たり前じゃんw 沙乃さんと一緒にいるんだからさw」


誰だかわからない2人組の男子

名前も組みも、なんも分からないけど

ただ一つだけ分かることがある

それは、『弱い』やつだということ


？「てかさ、中島くん夏休み前学校サボってなかったっけ？」

？「確かに〜、なのに夏休みは遊んでるってか？w」

知「黙れよ(ﾎﾞｿｯ」

？「あ？」

？「てかお前誰だよ」

中「もういいから、こんなヤツら相手にしてるだけ無駄だからさ」


男子達が侑李に突っかかり始めた時

裕翔は侑李の手を取って逃げようとした


？「だから逃げんなっつってんだろ！」

中「＿＿＿っ！」

知「ゆーてぃー！」


ドサッとその場に倒れた裕翔

男子が裕翔の顔を殴ったからだった


有「てめぇふざけんじゃねぇよ」

？「あ？やんのか？」


怒った大ちゃんはきっと喧嘩を買うつもりだ

きっとこの喧嘩は余裕で大ちゃんが勝てる

けど…


有「！？ Aちゃん…？」

「やめて、大ちゃん」

？「やめとけやめとけw どうせ負けるんだからw」

知「お前ら…」

「侑李もダメ」

有「なんでさ！」

「大ちゃんが勝つ。それは分かってる。だけどそれじゃあ向こうに勝ち目が無さすぎて可哀想でしょ！」

知・有・中「「「え…？」」」


…ん？

なんか変なこと言ったかな？


？「てめぇふざけんな！！」


なんか言っちゃいけないこと言っちゃったみたいです←


「だから、私が相手する」

知「は！？」

有「ちょっ、本気！？」

「その代わり、私が勝ったら二度と裕翔を傷つけないで」

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