broken emotion IV (ページ33)

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有「ｽﾚｱ！ﾙｳﾗ！」

もう一度大ちゃんが私たちの名前を呼んでこっちに走ってきた

「ｹｲ…ｱ…」

有「大丈夫！？怪我は！？」

私は黙って侑李を見た

有「ﾙｳﾗ…」

大ちゃんの表情は暗くなる

「ごめん…ね…」

有「…ｽﾚｱは悪くない。」

そう言って大ちゃんは拘束を解いてくれた

大ちゃんが侑李の拘束を解いてる時、ちらっと銃が見えた

「ｹｲｱ…銃使うの？」

有「え？いや…ﾚｲｱが持っとけって…」

？「物騒なもんもっとんのな」

「！？」

バッと振り向くと、日本刀を持った人が立っていた

大ちゃんは侑李と私を庇うように前に立った

？「男らしいなあ」

有「男なんでね」

男はポッケからスタンガンを取り出して電源をつけたまま大ちゃんに向かって思い切り投げた

手から話しても電気が流れるようにしてあるのだろう

大ちゃんはそれを避けて男を殴ろうとした

有「おらっ！」

？「ふっ…」

有「何がおかしい！」

知「…うぅっ！！」

有「ﾙｳﾗ！？」

大ちゃんが避けたスタンガンが後ろにいた侑李に当たってしまったのだ

「ﾙｳﾗ！」

？「30分たったからな」

有「てめえ…」

大ちゃんは飛びかかる

だけど相手は日本刀を持っているわけで…

有「…ぐっ…！」

「ｹｲｱ！」

右腕を切られた大ちゃんは顔を歪ませた

？「おしまいか？」

日本刀を大ちゃんめがけて振り下ろされる

大ちゃんは目をつむった