broken emotion IV (ページ21)

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お風呂に入るために、着替えを持って階段を降りる

リビングには薮先生とひかるさんがいた

薮「あ、Aちゃん。お風呂？」

「はい」

八「リラックスしてね〜」

ニコニコの2人に見送られながらお風呂ばに行った

果たしてなんの話をしていたんだろう

…まあ、そんな事は置いといてリラックスすることにしよう

・

・

・

30分後

一通り洗い終え、上がることにした

「…あれ？」

タオルに手を伸ばすが見つからない

「バスタオル忘れた…」

部屋にバスタオルを置いてきてしまった

このままじゃ誰も入れない…

焦っていると、ドアをノックする音が聞こえた

急いでお風呂場の扉を閉める

山「…あ、わり…」

私の服に気がついて引き返そうとする涼介

「あっ、ちょっと！」

山「…ん？」

「あの…さ…」

山「何？」

「バスタオル…忘れちゃって…」

山「…は？」

「部屋に忘れてきちゃって…」

山「…ならこれ使え」

涼介は手に持っていたであろうバスタオルを扉の前に置いた

「ごめんね…」

山「別に謝ることじゃねえし…風邪ひかれる方が困る」

それだけ言って涼介は行ってしまった

ゆっくりと扉を開けて涼介のバスタオルを取る

なんでバスタオルを忘れてしまったのだろうか…

さっさと部屋着に着替えて涼介が待ってるであろうリビングに行った

「あ、涼介」

山「ん、出たか」

「ありがとね」

山「ん」

リビングには薮先生もひかるさんもいなかった

だから涼介は私が入ってる事を知らなかったのか…

お風呂場に行くには、必ずリビングを通らないといけない

涼介はお風呂に入りに行き、リビングにひとりとなった

「これ…」

ふと目に付いた机の上の資料を手に取る

その資料には手書きで色々なメモが書かれてあった

恐らく、薮先生かひかるさんの字

私は夢中になって資料を読み始めてしまった