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?「___ん、____ちゃん!Aちゃん!」

「んん…」

八「なんでこんな所で?」

「ひかる…さん?」


あれ?なんで私ソファで…

あ、侑李が私の部屋を間違えて…


「…え?」


起き上がろうとすると何か違和感を感じた

起き上がってみると、なぜか涼介がソファに伏せた状態で寝ていた

丁度私のお腹のところ


「涼介?」

八「山田もなぜかここで寝てるし、起きねぇしw」


ひかるさんは笑いながらキッチンに行ってしまった

どうしてこんな所で…


「綺麗…」


寝てる涼介は、殺し屋とは思えないほど綺麗で人形みたい

普段、涼介の方が早く起きるからきちんと寝顔を見るのは初めて

起こすのは可哀想かな…

だけど、こんな所でほおっておく訳にもいかないし…


「涼介…起きて…」


…起きない

私は優しく了解の頭を撫でた


「起きて…」

山「ぅ…んん……」


徐々に徐々に開いた目

そして寝ぼけているのか表情はとっても優しい


八「珍しいな…山田がこんな起きないなんて」

「そうなんですか?」

八「山田は朝強いはずなんだけどなー…」


山「A…?」

「涼介、朝だよ」

山「あ…さ……」


薮「おはよ〜」

八「はよ」

「おはようございます」

薮「光、腹大丈夫なのか?」

八「昨日よりかは。まぁ、山田がなかなか起きないから俺がやるしかないし?」

薮「へー、珍し。山田が起きないなんて」


薮先生の朝初めて見た…

なんか意外と普通なんだな〜


薮「てか、2人はソファで寝てたの?」

「はい」

薮「なぜ?」

「侑李が…ちょっと…」

薮「あー、なるほどね」


これだけで理解してくれたらしく、これ以上は聞かなかった

代わりに…


薮「ねぇ、Aちゃん。寝てる人がなかなか起きない時に、これしたら起きるよって事教えてあげよっか?」

「え?」

薮「えっとね、__しな?」

「へ!?」


ひかるさんはそれを聞いてニヤニヤしてる

薮先生は朝からそんなこと言い出さないで下さいよ…


薮「やってみ?起きると…」

山「アホ。今の薮ちゃんの言葉で目が覚めたわ」

「涼介…///」

山「薮ちゃんが言ったこと気にすんな」

薮「なんでだよー」

山「女子高生にそんな事教えんな変態教師」


涼介はそう言いながら顔を洗いにいった

薮先生は笑いながらコーヒーを飲んでひかるさんと話し始めた









「…キスして起こすって…童話じゃないんだから…」


私は気づかれないような小さい声でそう呟いた

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作者名:Alice | 作成日時:2018年12月14日 18時

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