【HQ】なんか、その無気力天然マネッて可愛さ100%らしいね？２ (ページ30)

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可愛さ７３％め。ページ30

Aside

食堂についてマンゴープリンを手に取った時、後ろから肩を叩かれた。

それと同時に声をかけられた。

スゴいビックリしたんやけど………

？「なにしてんの？」

？「夜食？」

え、と……確か……白鳥沢の…あの人達や。

「 2年の…白布…くん、と川西…く、ん…？」

合宿に参加してる人の名前はなるべく早く覚えようとしてる。

二人の名前言う時、うろ覚えで疑問形になっちゃったんやけどね。

え、合っとるよね？？←

川「名前覚えててくれたんだ」

『 …物覚えはいい方やし、はよ皆の名前覚えといた方がいいと思うてなぁ。』

よかった。

名前はあってたみたいやな。

白「んで、宮垣…サンは何でここに？」

『寝付けないから…気分変えようと好物のマンゴープリン食べようかな…て思てな… 』

川「何それ(笑) 」

あ、よかった。

ウチの名前も覚えててくれとる…

白「好物食べんのもいいけど勉強して眠気を呼べばいいんじゃね？」

川「俺らも夏休みの課題やろうとこっそり抜け出してきたし。」

『あ、そうやな…ウチもそうする。』

よく見ると二人は筆箱やノートやらを持っていた。

ウチも課題あるしやろかな。

てかウチ普通に話せてる…

よかた。普通に嬉しいわぁ…

『ウチも取てくる。』

白「おう」

川「てらー」

手に持っていたマンゴープリンを冷蔵庫に戻し部屋に戻ろうと食堂の出入口を目指す。

出入口を目の前にした瞬間ウチは止まってしまった。

だって……目の前には真っ暗くて薄気味悪い廊下が広がっておったから。

『 …へ、部屋まで…付いてきてもらっても…ええ？』

ここまで来る時の恐怖感がまた襲ってきそうでスゴい嫌だし怖かった。

二人に問い掛けると目をぱちくりさせてた。

……ダメかなぁ。

『や、やっぱなんでもあらへん… 』

一人で行こうとすると二人がウチの両脇に立った。

川「マネ部屋ッてあっちだっけ？」

白「早く取ってこよ。」

『 …！おん… ありがと… 』

優しくて頼もしい二人に挟まれながら他愛のない話をしながらマネ部屋に向かった。

……来る時まで怖かった廊下も今は全然怖くない。

寧ろ楽しいくらいや。

よかった。怖い思いを再び体験すること無くて。←