そうだ、作詞をしよう。

Veleno e Medicina ページ32

『Veleno e Medicina』



始まりは何だった
ペタロに棘を授けたは
お綺麗とは 名ばかりで
腹を切れば赤黒く
気息が 息を詰まらせた
その風前の残息を もう一度この目の前で

残酷 羨望
そんなんじゃない 純粋に
血と血が湧き踊る それが見てみたいだけ
必要ならほらCash
設えも完璧にしてみせよう
この磨き上げた剣、その腕でさあ
見せてみろよ ああ

そうだ その目だ この場を凌駕するその目だ
手に汗握る喀血 俺はもうクラクラの酸欠
切り捨てろよ ああ
もっと 深くだ 躊躇いなんぞゴメンだ
堪らなく アツくアツくアツく させてくれ
なあ！ 英傑よ



白蝋は熔けきった
ぺテロも終(つい)は寸前で
お仕舞いとは 平等だ
水を注ぎ長らえる
鬼神の 鬼気を一身に
その空前の残響を 何度でもこの目の先で

喘息 鮮烈
最高じゃない 熱狂で
火と火が燃え滾る 俺はまだいけるから
緘黙していてGush
引き立ては喚声でして魅せよう
この唸り上げた閃、その胸でさあ
受けてみろよ ああ



酷く 暗く光飛ぶ視界と
胸をキツく 締め付ける鼓動
正道 非道 貴方が選んだ道なら
熱を湛えた瞳で貫け
その死期を知った目で、その崖でさあ
生きてみせろ なあ



そうだ その目だ 痛みも打ち破るその目だ
背に汗伝う百傑 俺がいま認めたグエリエロ
踏み越えろよ ああ
もっと 強くだ 薄情こそが孤高だ
構わずに アツくアツくアツく させてくれ
なあ！ 怪物よ！



───
『Veleno e Medicica』
毒にも薬にも。

耳馴染みのないカタカナ、それは恐らくイタリア語。
ペタロ=花弁
ペテロ=岩、聖人の名前
グエリエロ=闘士

彼は闘士の目がお好き。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←O theos mazhi su

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す