そうだ、作詞をしよう。

O theos mazhi su ページ31

『O theos mazhi su』



愛か憎しみか 生か死か
揺れ惑い 火の手の上がるまでに
永遠 一生 なんてものはない
まやかしの言葉に騙されていたみたい




使い古して錆びた愛の言葉「ありがとう」
心では舌を噛み 瞳はぎゅっと閉じたまま
そうするしか やりきれない

甘い嗜好に身を寄せて
甘んじて受け止めた愛玩は
パティスリーも鼻で笑うほど
蜜で満たされた壺で息をしていたと

Saved by praying to God.
目を閉じて手を組むだけで良い
考えなしの ストゥルトゥス
垂れる銀の糸の先を 手繰る

目先 口先 語る愛が
混ざりあい セピア色の追懐
愛情以上の価値 見出だせない
またどうせの理論を壊しきれないみたい




手のひらを返し 突き放した「さよなら」
今でも許していない 瞳はぎゅっと閉じたまま
あの日のこと 思えばこそ

赤い厭悪はこびりつく
忘却は願えども許されず
アレゴリーも叶わないほどに
過去は決められた姿しか現さない

Suffered from praying to God.
そんなこと あって良いはずない
互い違いの アブサード
犠牲 運命 刻薄な神よ

愛と憎しみと 生と死と
代償に 得て失ったものの
相殺 一切 釣り合っていない
残された宝石は 細石みたい
それでも縋るほかないのだから



ああ ほら 光の差す方へ
導く セオスとアデルフォスの声
響いて かの鐘のように
忘れさせないで 刻み付けて
なんて
忘れられるはずないのだけれど



永遠 一生 なんてものはない
聖典さえも 夢だったとしても
神は何時も貴方と共にある
想像以上に ああ 棄て切れない願い
ただ 受け入れられない



────
『O theos mazhi su』 オ セオス マジ ス

本来は以下のギリシャ語で書きたかったわけですが、文字の処理で綺麗に表記出来ないので急遽ローマ字変換しました。
『Ο θεός μαζί σου』


ストーリー展開の一切無い淀みのような一曲。永遠なんてない、と彼は言いますが、彼は永遠という言葉を壊した事象に永遠に縋りついているような、そんな気が致します。

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