65話 ページ19
その人を先頭に激励の言葉などを引退する先輩方は述べていった
「あの人は誰?」
「そんなん俺が知るわけ無いやろ」
だがしかし、僕たちは全く知らない相手。内容よりも誰だ?ということしか頭にはない
「あれ、見たことあるかもあの顔誰だっけ…?」
「あれ委員会Aと同じだよ」
コソコソと話してる僕たちを呆れ顔で見ているアランくん。気がついてないかもしれないけど、バリバリ気がついてるよ、なんて言えるわけもないから何も知らないふりをして続ける
案外早く6人の引退する先輩は話し終わっていて、そのうちの5人は涙を流していたことに少しぎょっとする
(試合出てないのに泣くのかよ…)
すると二軍の人たちも次々に涙を流していったがもらい泣きをする以前に全く何も感じることができなかった
一切涙を流さず引退する先輩たちをただなんの感情も持たずに見つめている僕は周りの人からしたら冷酷な人にしか見えないだろう
「ありがとうございました!!」
引退する先輩方に向けてそう言い頭を下げる残る3年と後輩たち
(泣くくらいなら引退しなきゃいいだけだろ)
帰りも泣きながら帰路についてる姿を見ては疑問にしか思えなかった
「ファミレスでもよっていかへん?」
治の提案に「ええやん!」と乗った銀と侑。「俺はどっちでもいいけど」と返事をした角名
「Aはどうや?」
「一応、親に聞いてみるから待ってて」
そう言うと「おん!」と笑顔で返事を返してくれた
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香恋(プロフ) - Uさん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえてすごく嬉しいです!時々よくわからない表現が出てくるかもしれませんが今後ともぜひこの小説を楽しんで読んでもらえたら嬉しいです! (2022年10月24日 22時) (レス) id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
U - 主くんの消えてしまいそうでありながらも逃げることができないという状況そのものや、心理描写が儚すぎて思わずコメントしてしまいました…!この作品ほど続きや終わりが気になるものに出会えたのは初めてです!素敵な作品を作ってくださりありがとうございます!!! (2022年10月24日 20時) (レス) id: 84c1c08764 (このIDを非表示/違反報告)
香恋(プロフ) - ウリンさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて凄く嬉しいです!!ほぼ毎日更新できるように頑張ります! (2022年10月2日 22時) (レス) @page28 id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
ウリン(プロフ) - さっ最高です…香恋さんの書く心情描写がリアル過ぎて物語に簡単に入り込めます…応援してます!更新ありがとうございます! (2022年10月2日 21時) (レス) id: 34bb7b30de (このIDを非表示/違反報告)
香恋(プロフ) - さーさん» コメントありがとうございます、そう言ってもらえてとても嬉しいです!!できる限り毎日更新できるように頑張るりますね (2022年9月17日 16時) (レス) id: fa5d44cc5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:歌恋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時:2022年9月8日 23時