お願い1 ページ29
「ん、おはよさん」
「はようさん!Aくん昨日寝んの早かったな」
部室に入ってくれば侑がそんなことを人前で堂々というものだから周りの部員は騒然とした
「なんや、お泊まりしたんか」
そうして周りの気持ちを代弁してA達に聞いてきたのは銀島だった
「んや、普通に寝落ち通話させられた」
「Aくん寝るん凄い早いんやで!男子高校生とは思えんくらい早いんよ」
侑がそう言うから昨日の事を思い出せば言われるほど早くなんて寝ていなくて少し頭をかたむけたA
昨日はゲームしたあとで日付は確実に変わっていた
「昨日は夜更かししてたやろ」
「あれで夜更かしなん!?普通は3時とかに寝るやろ!」
侑にそう言われれば高一の悪夢を思い出し少し苦い顔をAはしてしまった。そして周りはそれを見逃すことなんてない
「どうしたの?なんかやらかした経験でも?」
そして面白がるのが角名倫太郎だ
「もう忘れさせて、まじで」
「ええやん教えたっても、教訓やよ教訓」
アランも悪ノリして見せるものだから2年ズはニマニマと笑顔をうかべ、Aはこれはもう逃げられないやつだと察して覚悟する
「俺1年とき家でほぼ寝てなくて、全部の授業中寝てて評定平均が散々だったってはなし」
「評定悪いのは今もやん」
悪意があるのか無いのか事実すぎて分からないことをサラッと言った銀
「一応3・5はあるわ!」
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作者名:歌恋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時:2023年4月27日 7時