人形遣いとプロデューサーの平和な日々（斎宮宗）

7話 ページ9

「あぁっ！それは申し訳ございません。一宮様ですね。私は伏見弓弦と申します。以後お見知り置きを...。今は姫宮家の次期当主桃李様の執事をしています。」

なるほど、執事だから丁寧な言葉···。ていうか現代で執事とかいるんだ。

「あっえと、一宮様とか堅苦しいので普通にAさんでいいですよ？」

「いえいえ。そんなことできません。ですが気になるようならA様でよろしいでしょうか…？」

「あ、はい。大丈夫ですよ。」

なんか凄いなここはアイドル科に執事がいるんだもん。やばいよここ。

「うーん。サリ〜は生徒会室にいるのか...。邪魔しちゃ悪いし、よし！Aに、ここの校舎を案内しよう！」

「おっ！いいね明星君！僕、張り切るよ〜！」

遊木君が元気に名乗り出た。

「おっ！じゃぁウッキー。あれは何ていうの？」

明星君は床に落ちているホコリを指さした。...ってホコリ!?なんか氷鷹君はまたかという顔をしてるし...。

「こ、これは幻のホコリ...！」

遊木君が急に大げさに言う。それに明星君も乗っかる。

「な、なんだってー!?」

「おい、やめろアホコンビ。Aがびっくりしてるぞ。」

氷鷹君が2人を抑えた。まぁそんなこんなで私を案内することが始まった。

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