人形遣いとプロデューサーの平和な日々（斎宮宗）

5話 ページ7

休み時間、明星君は私に2人の友達を紹介してくれた。

「えっとね、この黒髪でいかにもとっつきにくそうな子がホッケーって言って、こっちの青いメガネをしてる子がウッキーね！」

「明星！ちゃんと自己紹介をしろ！一宮が戸惑うだろ！」

ホッケーとかいう人が明星君に注意をした。

「すまないな一宮。改めて自己紹介をしよう俺は氷鷹北斗。そしてこちらが遊木真だ。」

「よ、よろしくね〜一宮ちゃん！」

2人が自己紹介をしたので私も返す。

「あ！一宮Aです。普通に下の名前でいいですよ！」

そうやって返すと明星君がもう！Aっ！と怒ってきた。

「堅苦しいよっ！ほらほら気楽に気楽にキラキラ〜☆」

なんかやってほしそうな目でこちらを見てきた。

「え、えっと、キラキラ〜...。」

「はぁ...。A明星の言ってることを間に受けなくていいぞ。バカが移るからな。」

「酷いよホッケー！バカとはなんだバカとは！ホッケーだっておばあちゃんっ子のくせに！」

「なっ！おばあちゃんっ子は関係ないだろ！」

明星君と氷鷹君が言い合いをしてるのを遠目で見てるとAちゃんっと呼ばれた。

「あ。遊木君！」

「あの2人はねいつも言い合いしてるんだけど、仲良しなんだよ。」

へぇ〜。と言った時ちらっと遊木君の横顔を見た。遊木君眼鏡外すともっとかっこよくなると思うんだよなぁ...。

「遊木君、眼鏡外してコンタクトにした方がいいと思うよ。」

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