手前の全ては俺の物。

9話 ページ11

中「そりゃ手前、俺は手前の事ならなんでも知ってるぞ。普段の行動パターンから好物、苦手な物、3サイズも女の日がいつかまで全部だ。」




生まれて初めて人に対して恐怖を感じた。


気持ち悪いを通り越して何も言葉が出てこなかった。




この人は私の知らないことまで知ってるんじゃないかと。



恐怖で何も言えない私をよそに中原さんは
ドライヤーを持ってきた。





中「そんな事より風邪引くぞ。乾かしてやるからこっち来い。」




私の手を掴みソファに座らせると

ドライヤーで私の髪を乾かす。



中「艶々な髪だな。触り心地がいい。」





乾かし終わると、私の髪に接吻をした。



中「愛してるぞ、A」


耳元で囁いた甘く低い声は
ぞくりと身体が反応した。



_______________





中「寝ちまったか。」


暫くすると俺の愛しの女はベッドで無防備に寝ていた。




その姿に愛しさを感じた







髪に触れようとすると、Aは寝返りをうった。
すると服の隙間から膨らみの谷間が
覗き込む。






俺は一瞬理性がキレそうになったが、何とか堪えた。


今朝だってギリギリ堪えてたんだよなぁ。




此奴は無防備すぎる。






だから外なんかに出したら
どこぞの馬の骨に抱き潰されるかもしれねぇ。









そうなる位なら俺が……。









まぁいずれ食べてやる。









俺は心にそう誓いながら、
Aの額にキスをおとした。

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