検索窓
今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:70,134 hit

3話 ページ5

貴「ここかな?」

着いたところは人気のない裏路地だった。

奥からは誰かが話している声が聞こえる。

奥に進むうちに話し声が鮮明に聞こえた。

「……頼む……見逃し……て……くれ。」

?「馬鹿か、手前は俺らの金を他組織に横流ししやがった。うちの組織の金を横領するって事はどういう事か手前でも分かるよな?」




物陰に潜み様子を伺うと、先程ぶつかった黒服とその他にも数人の黒服が今にも事切れそうな血塗れの男を囲い男の目の前には、シルクハットのような帽子を被り赭色の髪色に癖のかかった髪の毛の小柄な男が、命乞いをする男の左手を足で踏みにじる。



?「……チッ、もういい、おい手前ら、やれ。」

黒服「はっ!」

黒服は懐から銃を取り出し男の眉間を狙う。

「嫌だ……!死にたくない!助けてくれ!」

「恨むんなら手前の愚行を呪え。あばよ。」

帽子の男の言葉と共に黒服は銃の引き金を引いた。

乾いた音が辺りに響く。




男はドサリと糸の切れた人形のように倒れ
息絶えた。


貴「……ヒッ。」

突然の出来事に頭が正常に動かなかった。
目の前で人が死んだ。

頭の中でここは危険と警告する。


貴「……と、取り敢えずここから離れないと……!」

その時足元にあった瓶を蹴飛ばしてしまった。


?「!?」


まずいと気づいた時には遅く既に彼らにバレた

4話→←2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
150人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

社長と首領推しを増やし隊 - なるほど。そういうことならアリ(^v^d)返信ありがとうございます (2018年8月10日 17時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 社長と首領推しを増やし隊さん» 多分私は中原君のイメージの方が強いんですよね……。偶に中也君にしてみます (2018年8月9日 22時) (レス) id: 1107c10d6f (このIDを非表示/違反報告)
社長と首領推しを増やし隊 - 僭越ながら首領の中也さんの呼び方は中也君ではないでしょうか。細かい所に煩くてすいません。 (2018年8月9日 22時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:moka | 作成日時:2018年8月7日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。