3話 ページ5
貴「ここかな?」
着いたところは人気のない裏路地だった。
奥からは誰かが話している声が聞こえる。
奥に進むうちに話し声が鮮明に聞こえた。
「……頼む……見逃し……て……くれ。」
?「馬鹿か、手前は俺らの金を他組織に横流ししやがった。うちの組織の金を横領するって事はどういう事か手前でも分かるよな?」
物陰に潜み様子を伺うと、先程ぶつかった黒服とその他にも数人の黒服が今にも事切れそうな血塗れの男を囲い男の目の前には、シルクハットのような帽子を被り赭色の髪色に癖のかかった髪の毛の小柄な男が、命乞いをする男の左手を足で踏みにじる。
?「……チッ、もういい、おい手前ら、やれ。」
黒服「はっ!」
黒服は懐から銃を取り出し男の眉間を狙う。
「嫌だ……!死にたくない!助けてくれ!」
「恨むんなら手前の愚行を呪え。あばよ。」
帽子の男の言葉と共に黒服は銃の引き金を引いた。
乾いた音が辺りに響く。
男はドサリと糸の切れた人形のように倒れ
息絶えた。
貴「……ヒッ。」
突然の出来事に頭が正常に動かなかった。
目の前で人が死んだ。
頭の中でここは危険と警告する。
貴「……と、取り敢えずここから離れないと……!」
その時足元にあった瓶を蹴飛ばしてしまった。
?「!?」
まずいと気づいた時には遅く既に彼らにバレた
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社長と首領推しを増やし隊 - なるほど。そういうことならアリ(^v^d)返信ありがとうございます (2018年8月10日 17時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 社長と首領推しを増やし隊さん» 多分私は中原君のイメージの方が強いんですよね……。偶に中也君にしてみます (2018年8月9日 22時) (レス) id: 1107c10d6f (このIDを非表示/違反報告)
社長と首領推しを増やし隊 - 僭越ながら首領の中也さんの呼び方は中也君ではないでしょうか。細かい所に煩くてすいません。 (2018年8月9日 22時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:moka | 作成日時:2018年8月7日 13時