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31話 ページ33

森「アンゲルス財団……。随分厄介な連中だねぇ。中原君」

中「……えぇ、俺の部下も数人やられました。このままではマフィアの威光が。」



黒髪紅眼の男は数枚の書類に目を通す。
内容は被害にあった者及び被害総額が記載されていた。


森「あぁ、中原くん。例の探偵社の子の件なんだけど、今芥川君が彼女を捕獲するために向かっているよ。君はこの財団の情報や周辺を嗅ぎ回ってくれないかい?」


中「御意のままに。」



_______________

重厚な廊下をコツコツと歩くと部下は頭を下げた。


昇降機に乗り、1番下の階の釦を押す。



そこから見えるヨコハマの街


港の海は自分の髪の色のように染まっていた。



先程の首領の言葉を思い出すと、あの女の顔が思い浮かぶ。



俺の髪色とは対極的の青みがかった艶やかな黒髪。
透き通る様な瑠璃色の瞳と白い肌
身体つきは……


中「……って、俺は何馬鹿な事考えてんだ!!あんな餓鬼になにを……!!」

色々考えてるうちに目的の階につき
止めてある愛車のドアを開く。





ダッシュボードの中を開けると煙草を手に取り手馴れた様子で火をつける。




一服した後再び口に咥え愛車を動かしヨコハマの街を徘徊した。




_______________
貴「……また太宰さんが居なくなった。

うずまきを出た後暫くしたらすれ違う女性に
心中を申し込んでいる。

断られたらまた次の人に心中を申し込む。


一見しなくても変人だが、彼の眉目秀麗な顔立ちに女性達は満更でもないというような感じだった。


太宰さんから声をかけられた女性に謝り叱ろうとしたが気がついたら太宰さんは煙のように消えてて、探すこと小一時間今に至る。

貴「もうホントにあの人と来たら……!!」


顬に皸を寄せ太宰さんを探す私の背後に黒い影が迫っていた。






「見つけた」

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社長と首領推しを増やし隊 - なるほど。そういうことならアリ(^v^d)返信ありがとうございます (2018年8月10日 17時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 社長と首領推しを増やし隊さん» 多分私は中原君のイメージの方が強いんですよね……。偶に中也君にしてみます (2018年8月9日 22時) (レス) id: 1107c10d6f (このIDを非表示/違反報告)
社長と首領推しを増やし隊 - 僭越ながら首領の中也さんの呼び方は中也君ではないでしょうか。細かい所に煩くてすいません。 (2018年8月9日 22時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2018年8月7日 13時

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