シンデレラの靴なんざ願い下げだ馬鹿野郎２ 【東リべ】

靴が80足 ページ41

貴方side


武道はあの後黒龍が自分の下に着く事に疑問を持ったが、『東卍に降るならオマエの下につきたい…』という黒龍自身の意志であった。




【100％裏があンな…】


【よろしくな隊長！】


【いきなり信じろとは言わねぇ力が必要な時は言え、手を貸す】




惚れちゃうね〜あんな事言われたらwとクスクス場地を見るとさっきと変わらない。なんだよ…真一郎兄ちゃんみたいな目すんなよ。…？なんで真一郎兄ちゃんは俺の名前を知ってたんだ？




【皆静かに！】


【この聖夜決戦を踏まえて最後に話したいのはオレだ】


【マイキー君？】


【稀咲鉄太！】


【はい！】


【オマエを除名(クビ)にする】


『｢！？｣』




場地もこれは予想外だったのか2人で目を見開いた。元凶の稀咲鉄太が除名！？つまり武道の本来の目的は今達成された。




【マイキー君に稀咲の裏切りは一応報告した…でもまさかマイキー君がこう出ると思わなかった。1度隊長クラスまで認めた奴だぜ？クビとはな】


｢…場地この後お前ならどう出る｣


『あ？俺は壱番隊の下っ端だから』


｢いや…もういい…｣




お前ならどう動くって聞こうとした俺が馬鹿だったよ…創立メンバーだもんな、もう抜ける事無いですもんね！わかってますよ！




【何言ってんだよマイキー？冗談だろ？】


【こんな場で冗談言わねぇよクビだ】




その後半間が稀咲がクビなら東卍を出ると言った。つまりは総勢450の中で元愛美愛主と元芭流覇羅が抜けて100まで萎むと脅したが、マイキーはそもそもデカくなりすぎたと一蹴した。




｢まぁ、焦るよな…首無し(デュラハン)の王稀咲と女王の半間が、追い出されるんだもんな｣


『稀咲が居なくなるなら好都合だろ？』


｢まぁね｣




稀咲はマイキーに語るがマイキーはその後稀咲を畳み掛ける様に集会の場でマイキーは、東卍をデカくする為に今まで目を瞑ったがそれも終わりだと告げた。




｢え、これってチェックメイトじゃん｣


『チェックメイト？』


｢相手が手出し出来なくて負ける｣


『あー』




その後殴る音が聞こえたが通話では何が起きてるか分からない。稀咲はマイキーの方に向かい声を張り上げ、感情のままに言葉をぶつけた。そのマイキーへの思いは異常だと思わせる程に…。




【綺麗事だけじゃ夢は叶わねぇんだよ！】


【お別れだ稀咲。その決めつけが夢を狂わせる】




稀咲の悲痛な叫びが響く中武道の物語の終幕に俺らは喜んだ。

靴が81足→←靴が79足

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す