ポケモンsv DLC夢【短編集】 (ページ2)

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スグリ（番後）ページ2

主さん『』他「」毎回こんな感じに急に始まります。
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「A」

『うん？』
やんわりとした声がそっと私の名前を呼ぶ。
その声がスグリだろうと確信した私は、できる限り柔らかいけど短い返事を返した。
短い返事はちょっとでも裁量を間違えると怒ってる?とか言われるものだから難しいんだよね。

「あの…俺、Aに言いたいこと、あんだ。放課後に…部室さ、来てほしい。」

『…分かった、遅れそうだったらまた連絡するね！また放課後に！』

「…！うん、またあとで。」

確認したけれど今日の放課後特に予定があるわけじゃなかったし、二つ返事で誘いを承諾した。
ただ、今日は普段リーグ部に行かない日で忘れそうだったので遅れるかもしれないとだけ伝えておいて、
次の授業へ
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『やーっと学校終わった…』
苦手な授業がある日は、本気で本来の3倍くらい時間が長く感じる。

『早く部屋戻ろ…』
誰かが聞いているわけじゃないのにそんなことをひとりでに呟いた。

(…あ、そういえばスグリに会いにいく約束してたんだったな…)
教室を出てふと思い出した。約束を忘れたままですっぽかしてしまわなくてよかった…
できるだけ急いで行かなくちゃ。

「あ、あの…Aさん！」

『？はい』
確かクラスメイトでリーグ部所属の人だ。一体なんだろう。タイミングが悪いなぁ。

「その…初めて見たときから、ずっと好きでした！付き合ってください！」

『えっ、あの…』
私この人と話した覚え全くないけど…最近の交友関係って見ただけで好感度まで決まっちゃうの？
最近の人間関係って複雑なんだな。 …なにはともあれ、出かけようって意味…なのかな。

『えっと…今日は急いでるので、また今度に。』

「…！はい！待ってます‼︎」
とにかく今は急がなくちゃ。約束ごとであんまり待たせてしまうのは申し訳ないし…
…さっきの人は、また覚えてたら話しかけてみようかな。
なんてきっと実現されないであろういつかをぼーっと考えながら私は廊下を小走りに通り抜けた。

この選択に後悔することになるなんて知らずに。
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「…なんで…？」