ごわ ページ6
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みつあみのお兄さんが声高々にそう言ったあと、変なカオしたメガネのお兄さんがすぐさま否定のシセーに入った。
かといって、みつあみの方もひるむことなくずっとニコニコ笑ってる。
いくら実の弟にハンロンされてさげすまれても、そのまま僕の頭をなでつづけるシンケイをうたがうけど
てのひらから伝わる体温は、なんでかじんわりあったかい。
夜のつめたい風になびく「兄ちゃん」のかみが、鼻に当たってくすぐったいのはあえて言わないであげた。
目の下がヒリヒリ痛むから、ゴシゴシこすってたら手をやさしくつかまれてお兄さんたちのお話はゾッコウ
もしかして僕のそんざいスルー?
「あのなぁ兄ちゃん、ペットとかとは勝手が違うんだよ
一応は尊い小さき命だ」
『いちおー、ってなに』
「モチロン分かってるさ、流石の俺でも遊びで命に手は出さないよ……多分」
『ねぇ、だからタブンって』
むぅ、2人であっちの世界にのめり込んじゃってて僕のハナシなんて聞いてくれやしなさそう…とってもフフクだ。
お兄さんのかたあたりでぴょんぴょん動くみつあみが、メトロノームみたいでおもしろくって
ヒマつぶしていどにそれを目でおい、ぶらんぶらん横にゆれてる内に2人ともなんかだまって互いに白目を見合せてる。
なんか変なものでもあったのかな。
僕は目をまん丸にしてお兄さんたちをジッと見るけども、かなしかな何度もむしされて
一方メガネの人はふまんげに僕を指さした。
ウン……まぁこりないねぇ、この人も。
「本当に、コイツ家にあげんの??」
「気が向いたから!
ネいいでしょ、オネガイりんどー」
「それ聞く意味ないよね、最終的には兄ちゃんが無理にでも連れ込むんだから」
うでを組んだメガネさんが急にタメ息ついたかと思ったら、わしゃわしゃ頭をまたも1回なでられる。
今度は大ざっぱだけど、あまりにも悪いものではなかったから
そっとそのまま大人しくなでられながら、素のヒョウジョーでえがおをつくって手にすりよってみた。
なぜかびっくりしてたものの、すぐにそれはおちつく。
しばらくしたら、お兄さんはなにか言いたげにフンって鼻を鳴らして手をはなしちゃった。
「…検討はするけど、良い結果だとは思うなよ」
「やった〜、こんな兄思いの弟もって兄ちゃん嬉しい♡
ほら、お前も喜べよ」
『う、ん? …うれしいね』
にしても一体なにが決まったんだろ、あとでおしえてもらおうかな。
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寝ん子(プロフ) - るぁさん» ありがとうございます!前半の文に同意しかない…。ぜひとも頑張らさしていただきます! (2022年10月27日 21時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
るぁ - ショタはやっぱり最高ですね!更新頑張って下さい (2022年10月27日 20時) (レス) @page17 id: b6e4bb87a9 (このIDを非表示/違反報告)
寝ん子(プロフ) - 限界ヲタてゃさん» ありがとうございます!もはや常連さん?までいらっしゃって感謝でしかない…これからも応援し続けてもらえるように更新頑張ってきますね! (2022年10月25日 17時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
寝ん子(プロフ) - てえてえさん» ありがとうございます!そういっていただけてマジうれしいし感無量です。続きを1秒でも早く読めるよう精進してきます! (2022年10月25日 17時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
限界ヲタてゃ - はぁ...今回の話も天才的、、毎回神作でハズレなくてホント最高です!応援してます(語彙力)。 (2022年10月25日 17時) (レス) @page12 id: 377b045cc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寝ん子 | 作成日時:2022年10月20日 20時