6冊目 ページ7
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鬼気迫る表情にほんの少しの恐怖を覚えるが、要領を得ない軽いお頭で必死に思考を張り巡らして1つの解決策へと事を運ぼうとする。
『はぁ…
正味言いたくなかったけど、そうですね。』
先ずは方法1,嘘でも話に乗っかってみる、で。
唐突にやってきた好機に最初は焦った上に吃ったものの、やはり彼方側も緊急事態に警鐘を鳴らした様で慎重に言葉を選び始めた。
普段思慮が浅い分、今日は脳を酷使する事になるだろうと半ば諦めかけの儘ツラツラとデタラメを並べ立てて攻防を続ける。
『詳細は
そういう類のモノらしいです』
「…そう」
清廉潔白の身を主張する事が出来ずとも、能力のせいで彼等や近辺の情報を知ってしまった体にすれば頭を拳銃でブチ抜かれる心配はないだろう…知らんけど。
だが、目に見えて分かる様にかなり雑把である。
こんな嘘が簡単に罷り通る訳、
「いーや、
一旦信じてみよっかアンタのコト」
『ファッ』
通 っ ち ゃ っ た よ 。
待って、ホント待って欲しい
オタクの待っては口癖みたいなもんだが、流石にこれはタイム
その笑顔は僕に向けて使うもんじゃない、部下である三途さんか何処に居るかも知れない未だ見ぬ主人公にしてあげなさい。
ネタバレになっちゃうけど、この軸であの子アンタに銃でブチ56されるんだよ???
イケメンの微笑みで人は簡単に4ねるけど、君はその上に狂気と凶器を持ち出したんだわ。
モチロン脳内では大論争
異例自体を最初に作ってくれてありがとう、と此処には居ない彼に感謝しつつホッと一息吐く。
「取り敢えずシリーズの一覧非公開
残りの作業は此処に住んでもらうだけだから、…早く片付いて良かった」
突如として這い出た言葉に正気と耳を疑い、必死で聞き返そうと咄嗟に喉奥から声が迫り上がった。
『ッえ、信じるって』
「ウンそーだよ、でも身柄は預からせて貰わないとな
いつ口が開いても可笑しくないだろ?…来栖サン」
耳の方が間違ってた方が良かったなんて戯言、彼には届かない。
「俺の名前は佐野万次郎、マイキーって呼んでくれ
あとさ、スケブ…お願いしたいんだけど」
自己紹介次いでに掲げられたA4サイズの紙の束、先程覗いたPCのアカウントに元々見覚えがあったのだが…まさか、なんてね
マイキー君が公式カプだけにクソ重長文リプ送ってくる『タイ焼きクン』の筈、ないか。
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わいt - いつになったら更新してくれるんですか!楽しみすぎて死ぬって!! (7月27日 22時) (レス) @page35 id: 258f12dfbe (このIDを非表示/違反報告)
乾燥(プロフ) - くっ...好みすぎて...ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ無理しない程度に毎秒更新待ってますぬ... (2023年1月1日 18時) (レス) @page35 id: c00320f8c9 (このIDを非表示/違反報告)
寝ん子(プロフ) - 莉夢#梵天の信者さん» ありがとうございます!あわわ、神がおるww貴方様の作品も本当に大好きです。 (2022年10月19日 8時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
寝ん子(プロフ) - 雪の兎さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります(*^^*) (2022年10月19日 8時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
莉夢#梵天の信者(プロフ) - あぁ、、、好きです、、、(*‘ω‘ *)最高。 (2022年9月24日 16時) (レス) @page19 id: 9e38cf74ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寝ん子 | 作成日時:2022年9月14日 7時