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晃「…、」






「なんですか」









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今更真面目に

好きですなんて言えるわけがない。






多分お互いわかってる。

もう。

…多分。









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「吉野先ぱ___」





晃「好き。」








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私がさっき言えないと思っていたセリフとその状態を

さらっとやられた。






真面目に、好きと伝えることを。






自惚れかもしれない


そう感じた数秒前の私を簡単に粉々にした。









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「…、な、え、…あの、」









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驚きと嬉しさと感動と…言って言ったらきりがないが



たくさんの感情が一つの顔に収まると思ったら大間違いだ。









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晃「どんな顔やねんそれ、」






「……いや、その、…」









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夢と現実の狭間にいるみたいだった。




だって今までそんな雰囲気1つもなかった。



私が気付いてなかっただけ?






色々思うことはあるけれど

今伝えないといけないのは

伝えなくちゃいけないのは








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「好きです。」









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吉野先輩は私に

笑顔を見せてくれた。




…あ、私も


笑顔になれば良かったとちょっぴり後悔をした。









好きと言って、笑顔になられたら

こんなに、嬉しいんだということを

吉野先輩に伝えるべきだったな。







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作者名:ゆなぴ | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年1月19日 22時

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