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▽１１ ページ11
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佑「…すると思う？キス。」
「…しないの？」
佑「するよ。」
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静かな空間に
窓に雨が当たってる音が鳴り響きだした。
そんな雨が降り出したと同時に
福田くんからのキスがふりかかってくる。
すぐに鎖骨へと移動しようとするから
今日、葵に言われたことをふと思いだした。
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「あ、ねぇ、…
キスマークつけるのやめてほしいんだけど…」
佑「……」
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さっきまで首筋に埋めていた顔が
私の目の前に。
顔は整っているから
見つめられると結構恥ずかしいもんだ。
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佑「気になる？」
「そりゃあ…
彼氏いないし、変でしょ。」
佑「そ、」
「うん。」
佑「じゃあ
僕が彼氏になったら文句ない？」
「……は？」
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冗談やめてよ、
と言いたかったのに
それを言わせてくれない表情をしているから。
腹立つ。
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