百花繚乱 Ⅱ【約束のネバーランド】 (ページ19)

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レイ「とにかく、オッサンをミネルヴァ探しの旅へ引き込めた

　ミネルヴァに会えるかもわかんねぇし、

　チンタラやってる暇はない

　経験者(あのオッサン)を使わねぇ手はない」

エマ「それに、オジサンの生き延びてきた方法を間近で学ぶチャンスでもあると思う！」

『いずれにせよ、オジサンの同行は必要なステップ』

ギルダ「でも心配よ、とりあえず " うん " と言って "隙を見て殺す " とか全然有り得るんじゃ ... 」

『きっとそうだよ、そう考えるのは当然』

レイ「いけ好かねぇクソガキ共に外で痛い目見せてやろうとかだって考えてるかも」

『でもそれでいい、それしかオジサンを動かす術がない

　出発も急かされてる、3日で読んで準備して、

　4日後、A08-63を目指す』

＿＿＿出発まであと1日

男「ついてこい、" 寝不足 " と " 少年 " も呼べ」

エマがオジサンにそう言われたらしく着いてきたのはピアノの前

するとオジサンがピアノをいじって隠し扉を開けた

男「出発前の最後の準備だ」

そう言って隠し扉の中へ着いていくとそこは武器庫だった

銃や刃物を始め、盾や爆弾までなんでもある

男「好きな武器を選べ

　この先進むのは敵地だ、完全に " 奴ら " の生活圏

　お前らが生き残れると思う武器を好きに選べ」

試しに私はそこらへんにあった銃を持ってみる

『銃って意外と重いんだね』

エマ「ソンジュといた時に教わったでしょ？

　いかにして逃げるか、つまり武器は軽い方がいい」

エマ「ねぇA、レイ、私ナイフ持ってく

　それ以外は基本ソンジュに貰った弓と矢がいいかなって

　使い慣れてるし」

レイ「道中食いもん手に入れるにも必要だろうしな

　万一追い込まれた時のために、銃も一挺持っていこう

　それとこれ、ピストルだ、しかもそれよく見てみ？」

そう言われよく見てみると、ただのピストルではなかった

レイ「Aは何持ってくんだ？」

『私はね、ピストル2挺とナイフ2つ』

レイ「ん、了解」

3人とも持っていく武器を決めて、武器庫を出る

＿＿＿出発日当日

エマ「それじゃ、行ってきます！」

年少者たちが泣きながら私やエマ、レイに抱きつく

そんな中ギルダが口を開く

ギルダ「オジサン、ひとついいかしら

　 3人とも生きて戻らなかったら私がシェルターを壊す」

『ギルダ、ありがとう、必ず帰ってくる』

そうして私たちは出発した