【HQ!!】冷徹少女とバレー部員番外編 (ページ9)

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｢それ、この前も言ってた、今日の約束するときとか、あとは…｣

｢ナッ…｣

｢事実、今日もそう言ってたのに寝坊してきたやん｣

藤えっと…それはですね…｣

『二人共、そろそろやめようか』

Aが言い合う夏実と百合に制止をかける。2人は｢え？｣と声を揃えて彼女の方を見た。

｢見ていて凄く恥ずかしいからやめようか。バレー部の人たち笑いをこらえてるからね｣

同じようなことを伊織にも言われてようやく気がついたのか、｢申し訳ありませんでした！｣と謝る二人。これはこれで恥ずかしかった。

｢それで…。藤原さんたちはどこか行ってたの？｣

｢はい！みんなで買い物に行ったんです｣

｢へぇ、今から帰るの？｣

｢せやで。バレー部の皆さんは？｣

澤村の質問には百合が、縁下の質問には夏実が答える。頬を掻きながら東峰が言う。

｢俺たちも今から帰るところなんだ。女の子が夜道を歩いてたら危ないし、一緒に帰る？｣

｢｢旭さんがめっちゃ男らしいこと言っている！｣｣

｢それは傷つくから止めて…｣

｢旭の言う通りだべ、一緒にどう？｣

｢私はいいですよ、三人はどう？｣

田中と西谷の失礼な反応をスルーして菅原が誘う。伊織が3人に聞く。

｢全然いいですよ！逆にいいんですか！｣

｢ウチもかまへんよ、Aは？｣

『もういいよ、早く帰ろ』

｢寒い…｣と独り言のようにこぼす彼女の意見に賛成して、みんなで帰ることになった。