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F ページ13

目を覚ますとそこにひろの姿は無かった。


一枚の紙切れに



模写しながら頑張って書いたであろう日本語で






『ありがとう』





ただそれだけの言葉なのに、涙が止まらなかった。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




今日はひろの命日。


庭に埋められたひろのお墓に手を合わせる。


母『久しぶりに顔出したと思えば、お墓参りだったのね。喜んでるはずよ。』


喜んで .. いるのかな。

半信半疑で笑みを零せば母親の手料理をたいらげ、家を出た。


久しぶりの実家の町並みに、懐かしさを感じていた。


近所のおばちゃん
『あ、藤ヶ谷くん久しぶりじゃない!』

「あ、お久しぶりです!」

『いや〜テレビでも見てたけど大きくなったわねぇ。』

「ふふ、ありがとうございます」

おばちゃんの足元でニコーっと笑いながらコチラを見つめている男の子に目がいった。

「お子さんですか?」

『もうこの年じゃ無理よ(笑) 孫よ。ほら、ご挨拶して。』








『『 きたやま ひろみちゅ! 』』






それが君との再会だったね。





君の知らない物語。






Fin.

ア ト ガキ→←Ki × F



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SoL(プロフ) - kmf2kkrtmmさん» コメントありがとうございます( ´∀`)実は初めてのコメントですごく嬉しかったです!すごく励みになります。良かったら色々と覗いていってくださいね(*^^*) (2017年3月27日 19時) (レス) id: 121482dbe7 (このIDを非表示/違反報告)
kmf2kkrtmm(プロフ) - 初めまして、初コメです。タイトルが気になってお邪魔しました。切ないお話ですね。だけど…好きです!これからも応援しますので、いろんなお話を読ませてくださいね!次のお話も気長に待ってます。 (2017年3月25日 8時) (レス) id: 0bbb450268 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SoL | 作成日時:2017年3月23日 2時

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