天王寺組 戸狩 ※ リク ページ8
*
「玄弥さん。私そろそろ帰らないと……」
「明日休みやろ。泊まっていけばええやん」
一瞬たりとも離したくない。戸狩からすればAを
囲うなんて容易い事だった
今までは自由にさせてはいたけど……そろそろ限界が
近付いていている
「ここに越してくればええのに」
「え」
「Aを食わしてく位の稼ぎは十分あるで？何も
心配いらんから一緒になってくれんか」
「……」
しかしAがその申し出を渋るのには理由がある
「(私、玄弥さんの足手まといにならないかな……)」
戸狩がその筋の人間だというのは既に知っている。しかし
自分は全くのカタギ
渡世の事を知らない人間と一緒になれば迷惑になるのでは？と
Aは考えていた
「今いらん事を考えてるやろ」
「そんな事…‥」
「ほんなら頷け」
そんなすぐに返事なんか出来る訳がない
「……決めた。頷くまで帰さん」
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「よう意地はるな。大したもんや」
「も、もう……無理ですって」
「ん？まだAの口から一緒になるて聞いてないからなぁ」
子供に言い聞かせるように頭を撫でる。その優しく仕草と
正反対に戸狩はなお、Aに覆い被さっていた
「だいぶ顔蕩けてきたな」
「っ、いい加減離して下さい」
「ん……Aが早く一緒になる言えば済む話なんやけど」
体力の差を分かっていて戸狩はわざと持久戦に持ち込んだ。
その甲斐あってAは既にグズグズになりつつあった
「さっさと降参した方がええで」
「ん……っ！」
「俺はA以外、考えられんけど」
「玄弥さ……駄目、もう駄目ですって……！」
「Aは？俺と一緒になりたくないんか」
なりたい。けど迷惑をかけるのは……何度も何度もそんな
考えが頭の中を駆け巡る
「Aが欲しくて欲しくてたまらん」
「あ……」
「誰にも渡したくない。俺だけのAでいて欲しいんや」
この上ない甘い囁きをが思考を鈍らせる。いや、違う……
とっくの昔に傾いていた気持ちを決定づけたと言うべきか
「……私も」
「……」
「玄弥さんと、一緒にいたい……です」
ようやく満足のする答えを聞けた事に戸狩は喜びを隠せない
「一生離したらんからな。覚悟せえ」
それは指輪なんかよりも余程甘く、強く。Aさんを
結び付けるのでした
*
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ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 結局浮かばなかったらすいません💦そうですね、リク内容固まっている方からお伺いいただけると助かります (12月11日 18時) (
レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» それでしたら内容が既に決まってる方から伺っていく方が良さそうですね？🤔分かりました！少し呼びかけ方法変えますので引き続き待機お願いします🫡 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 続きも気になる展開でした！イケおじはやっぱり素敵で✨年末企画リクに迷いが生じます…イケおじに合いそうなお題さえ浮かべば😭 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます！補足しますとこの時の大丸さんはまだ夢主に明確な想いを寄せていなくて、事故とは言え約束を反故にした事に対して憤りを感じている設定になっています！🤭 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 大丸さんさっそく読みました！ゆず様のイケおじ……他のキャラでもよくそう思うんですが文字で読むとより格好よさや渋さが伝わってきてすごく好きです😊 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年7月6日 10時
