CODE-EL 毛利 リク ページ43
*
「毛利のおっさん。何かおかしくないか？」
「そうね」
それは毛利がかつての教え子達と共にモーリーという会社を
立ち上げてから間もない頃だった
そのやけにソワソワするようなその姿に瓜生は堪らず横にいた
カリンも同意する
「社長秘書……中々にヤバいシチュエーションだな」
「(今のアンタの方がやべぇよ)」
呼び出した張本人がこの様子で中々……というより全くと
言って良い程に本題に入れない
「……お前達、何でここにいるんだ？」
「毛利さんが呼び出したんでしょ」
カリンも呆れ気味だ。するとそこに……
「あれ？まだ会議初めてなかったの」
「よぉ。久しぶりだなA」
「会いたかったじょー」
「……毛利さん？」
「……A。これはその」
「さっさと会議始めなさいよ！このサボり魔社長！！」
突如として部屋に響いたAの大声に他の部屋で作業を
していた智也、バースが落ち着いた様子で現れる
「またか」
「バース。これで何回目か覚えているか？」
「もはや数える気すらないからな……分からん」
その会話からこの鬼気迫る説教が一度や二度では済まないない事は
容易に分かった
「……あっ」
カリンのハッとしたその声。何か気が付いたのだろうか？
「毛利さんもやるわね」
「一人で納得するなよ。どういう事だ？」
「龍臣。あの二人、付き合ってるわ」
「「「は？」」」
瓜生、バース、智也は驚きの声を上げる
「戦争中はそれどころじゃなかったから気が付かなかったけど
……そうだったのね」
潜入捜査。とりわけハニトラに特化した任務をこなしていた
カリンにとってその違和感の正体を探るのは簡単だった
「……もしかして」
＿＿社長秘書……中々にヤバいシチュエーションだな
瓜生の脳裏によぎる先程の一言。その意味が分かった瞬間
顔が引き攣るのを感じた
「教え子に手を出したって訳か」
「Aも水くさいわね。どうして教えてくれなかったの？」
「い、いずれちゃんと言うつもりだったよ」
「そうか。そこまで俺との事を真剣に考えて……」
「EL戦争でそれどころじゃなかっただけです。このバカ社長」
終わりの見えない(毛利が一方的に叱られている)喧嘩は
午後に差し掛かってもまだ続くのだった……
「カリン。俺達結局何で呼び出されたんだ？」
「分からないわ」
遠くを見つめる目で眺められている事にAと毛利が
気付くまであと少し……
*
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ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 結局浮かばなかったらすいません💦そうですね、リク内容固まっている方からお伺いいただけると助かります (12月11日 18時) (
レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» それでしたら内容が既に決まってる方から伺っていく方が良さそうですね？🤔分かりました！少し呼びかけ方法変えますので引き続き待機お願いします🫡 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 続きも気になる展開でした！イケおじはやっぱり素敵で✨年末企画リクに迷いが生じます…イケおじに合いそうなお題さえ浮かべば😭 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます！補足しますとこの時の大丸さんはまだ夢主に明確な想いを寄せていなくて、事故とは言え約束を反故にした事に対して憤りを感じている設定になっています！🤭 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 大丸さんさっそく読みました！ゆず様のイケおじ……他のキャラでもよくそう思うんですが文字で読むとより格好よさや渋さが伝わってきてすごく好きです😊 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年7月6日 10時
